TOP > インタビュー 一覧

20120528_ito_takashi_011

6月2日(土)TOKYO DOME CITYホールにて開催される『RISE 88』の見どころを、伊藤隆RISE代表に聞く。今大会のマッチメイクのテーマと芸能人を多数起用した理由、そしてエキシビションマッチに挑むあやまん監督の意外すぎる真実とは!?(取材日:2012年5月28日)

PROFILE
伊藤隆
(いとう・たかし)
1993年10月23日、キックボクサーとしてプロデビュー
MA日本キックボクシング連盟でエースとして活躍し、MA日本ウェルター級王者、WMAF世界スーパーウェルター級王者を獲得
1997年10月、ムラッド・サリに判定勝利
1998年9月にジョン・ウェイン・パーをヒジで切り裂きTKO勝利を収める
2000年11月のK-1J-MAXを最後に現役引退
現在はキックボクシングジムTARGETの代表であり、RISEの代表を務める

■チャンピオン勢vs未知の強豪、RISEvs芸能人軍団がテーマ

ーーRISE今年初のビッグマッチとなる6・2TDCホール大会の見どころを教えてください。

「今回は未知の強豪を多数招聘したことが特徴です。その未知の強豪たちに対して、日本の王者たちがどこまで戦えるかが見どころですね。特にKENJI選手の相手であるフランク・グロス(フランス)は強いです。試合映像を見ましたが、かなり破壊力があります」

→未知の強豪を迎え撃つKENJI(左)

ーー掘り出し物ですか?

「もちろん、実際の試合になってみなければどうなるか分かりませんが、軽量級が少ないヨーロッパの選手の中で、よくぞこれだけの選手が見つかったと思います。映像で見る限りは一発で倒せるくらいパンチが強いですね。KENJI選手にとって今回はラクな試合にはならないと思います。RISEルールに適している選手ですからね」

ーーでは、KENJIvsグロスが今回一番のおすすめバウトですか?

「一番はやはりメインイベントのタイトルマッチですね。結果はどうなるにしても、激しくて面白い試合になると予想しています。

→メインイベントでタイトルマッチを行う小宮山(右)

 小宮山選手は世界を目指していますが、花田選手も一筋縄ではいかない相手です。花田選手は身体が強いし、圧力もある。

 この試合は花田選手が、小宮山選手が持っている引き出しを引き出すのではないかと思っています。小宮山選手の今までの戦い方では通用しないと思いますね。その中で新たな小宮山工介が見られるのではないでしょうか。ここで勝つことが出来れば、世界に行ける証明になります」

→飛びヒザ蹴りを得意とする挑戦者の花田(左)

ーー小宮山選手が今まで出さなかった部分まで、全てを使わないと花田選手には勝てないということですか?

「花田選手を相手にした時に、小宮山選手が持っている潜んだポテンシャルが出てくるんじゃないかと思っています」

ーーしかし、挑戦者決定戦で勝ったとは言え、花田選手は他の出場選手たちに比べてネームバリューの面でかなり劣りますね。それでもメインに抜擢されたということは、メインにふさわしい試合をやってくれるとの確信があるからなのでしょうか?

「確かに花田選手は強いですが、まだ無名です。でも、今回出場する外国人選手たちはハム・ソヒを除けばみんな日本では無名ですよ(笑)。今回はマッチメイクで凄く苦労したんです。その流れの中で僕には新しい外国人選手たちを発掘し、RISEの外国人スターを育てたいというテーマが出てきたので、チャンピオン勢vs未知の強豪という図式に花田選手もピッタリと当てはまります。

特に先ほども言ったグロス、左右田選手と対戦するキム・ドンス(韓国)、裕樹選手と対戦するイ・ソンヒョン(韓国)。この3名には期待していますね。ドンスとソンヒョンは1週間前に試合をしたばかりで、ソンヒョンは1RでKO勝ち、ドンスは2RでKO勝ちしています。今回は欠場が多かったので、また怪我をしたらどうしようと思っていましたがよかったです(笑)」

ーーなるほど。RISEのメインテーマである、無名の選手が上位陣を喰って上に昇っていくというのを外国人選手にも期待したいということですね。花田選手の起用もそのテーマに当てはまります。

「さらに今回の見どころはRISEの選手たちが、地上波中継(TOKYO MXで6月30日の19:00~放映予定)もある中で、どこまで世間に通じるファイトが出来るかということです。すでに発表している通り、今回は芸能人が多数訪れます。そこと戦えるかどうかだと僕は思っています。

オープニングアクトで長州小力、エキシビションであやまん監督、国歌斉唱でダイアモンドユカイ、解説が石田純一と矢部美穂、それに安田大サーカスの団長。RISEの選手たちが今回戦わなければならないのは、彼らとなんです」

→今回は特に試合内容が問われるRISEファイターたち

ーーvs世間一般ということですか?

「そうです。試合内容で彼らのインパクトに勝つということです。芸能人は存在そのものがインパクトなので、それと勝負して我々が勝てるのは試合内容です。ざっくり言うと、今回のテーマはRISEvs芸能人軍団(笑)。どちらがよりインパクトがあったか、それはお客さんやテレビの視聴者が判断してください。

だから選手がやるべきことは試合内容で“スゲェな”と思わせれば勝ちだし、芸能人の方が“やっぱりあいつは面白いな”と思わせればタレントさんの勝ちです」

ーー面白いテーマですね。その芸能人軍団と言えば、最大の注目はMIO選手とのエキシビションが決まったあやまん監督なんですが、会見では伊藤さんがべた褒めしていましたね。

「彼女はけっこう怖いもの知らずなんですよ。勝負度胸があります。TARGETにも3カ月間くらい通っていて、僕が教えた素人の女性の中では3本の指に入るくらいの素質があります」

ーーそれはリップサービスではなく本当なんですか?

「本当です。 ・・・

===================================
※この記事は会員専用です。会員登録すると続きが読めます。

会員登録会員の方はコチラ

===================================

  • 1
  • 2

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています

TOP > インタビュー 一覧