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ヒクソン・グレイシーに聞く 格闘技のメンタル克服法

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 5月26日(月)都内にて、新たな総合格闘技大会『REAL FIGHT CHAMPIONSHIP』の開催が発表された。同大会のメインイベントでプロ総合格闘技デビュー戦を行うことが決まったクロン・グレイシーとともに、父である“400戦無敗の男”ヒクソンも会見に出席。その会見後、ヒクソン&クロンにインタビューを行った。緊張と恐怖の克服、負けのトラウマの克服、そして年齢を重ねても強さを維持するには? ヒクソンが語るメンタル克服法。

PROFILE

ヒクソン・グレイシー
1959年11月21日、ブラジル出身
グレイシー柔術の創始者エリオの三男
「400戦無敗の男」として知られる
1994年7月29日、バーリトゥードジャパンに初来日
同大会のトーナメントを1994年、1995年と連覇
1987年10月11日『PRIDE.1』で高田延彦に一本勝ち
1998年10月11日『PRIDE.4』での再戦でも一本勝ち
2000年5月26日『コロシアム2000』で船木誠勝に一本勝ち
ヒクソン・グレイシー柔術所属

クロン・グレイシー
1988年、ブラジル出身
ヒクソンの次男として幼少の頃から柔術を学ぶ
2007年、ブラジリアン柔術世界選手権茶帯優勝
2008年に黒帯を取得
2011年、ブラジリアン柔術世界選手権黒帯3位
2013年、ADCC世界選手権77kg級優勝
2014年中にプロ総合格闘技デビュー予定
身長176cm、体重76kg
クロン・グレイシー柔術所属


●緊張と恐怖の克服について

ーー今回、クロン選手のMMAプロデビュー戦が決定しました。デビュー戦は特にそうですが、試合は非常に緊張するものです。ヒクソンさんはその緊張をどのように克服したのですか?

ヒクソン「格闘技の試合は命に関わるものだから、その緊張感は恐怖から来るものだと思う。私も試合前に恐怖を感じなかったわけではない。しかし、私はその恐怖を味方にしていたんだよ。恐怖というのは自分が置かれている状況を把握するためのいいツールでもあるんだ。

 恐怖はネガティブなものだけではない。私は恐怖のポジティブな部分を、試合前の準備段階から常に使っていた。だから試合の時にはすでに恐怖はなく、緊張もあまりしていなかったんだ。恐怖と共存し、恐怖に身を任せていた」

ーー緊張感を和らげる方法があったのですか?

ヒクソン「まず試合に備えて準備をしっかりすること。準備が整っていれば恐怖とも戦いやすい。テストであろうが、プレゼンテーションだろうが、準備を完璧にすることが大事だろう? 準備を完璧にすることは誰にでも出来るはずだ。

 もうこれ以上は準備できないというところまで自分を持っていければ、恐怖は克服することが出来る。恐怖を感じるのは、自分の準備が不足していて不安だからだ。準備を完璧にすることによって恐怖をコントロールし、恐怖を使うのはここまで、あとは自分が戦うだけという状況に持っていくことを私は準備段階で心がけていた。

 ひとつ、恐怖をコントロールする方法を教えよう ・・・

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■緊張と恐怖の克服について
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負けのトラウマの克服について
年齢を重ねても強さを維持するには

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