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【ボクシング】モデルボクサー高野人母美、昇り竜水着で世界頂点へ

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2015/11/10(火)UP

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身体に巻きつく昇り龍の水着を着用し、計量に臨んだ高野。左は王者ダニエラ

 11月11日(水)東京・後楽園ホールにて、OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美(たかの・ともみ/協栄ジム)がWBO女子世界スーパーフライ級王者ダニエラ・ベルムデス(アルゼンチン)に挑む世界タイトルマッチの調印式&公開計量が、10日(火)都内にて13:30より行われた。

 高野は調印式に3時間かけて準備したという白無垢の花嫁衣裳で登場。続けて行われた計量には、身体に竜が巻きつくような“貼る水着”で臨んだ。

調印式には白無垢の花嫁衣裳で登場

 高野は恥ずかしかったのか、走って現れると秤の上に飛び乗り、52.1kgでスーパーフライ級リミットの52.16kg以下をクリア(ダニエラは51.7kg)。すぐに控え室へ戻ろうとしたが、報道陣に呼び戻されて写真撮影に応じた。

「試合が近付くにつれて迷いが多くなり、勝てない、無理、とマイナスなことばかりが頭にありました。

 そこで過去のことを思い出したんです。どうしてボクシングを始めたのか、試合をやるのか。その気持ちはピュアなものだと思ったので、それをパフォーマンスに出せたらいいと考えたんです。ピュアなものは何かと考えた時に、私は日本人ですからウェディングドレスではなく白無垢の花嫁衣裳だと思いました」と、高野は意味を説明。

 竜の水着については、「あれは昇り竜の意味」だと言い、「トレーナーからいつも、リングの上では水の中で泳ぐように試合をしろ、と言われています」とのことで水着にしたという。

 普段のスーパーバンタム級(55.34kg以下)からスーパーフライ級に落としての挑戦のため減量がきつく、「昨晩は喉が渇いて眠れませんでした」という高野。計量後は自分で作ったおにぎりを食べ、夜はすっぽん料理を食べて明日の試合に臨む。

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