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【ベラトール】元UFC王者ヘンダーソン、王座獲りへ手応え「リズムがつかめてきた」

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2016/11/16(水)UP

8月の挑戦者決定戦に勝利したヘンダーソン(右)。試合後に王者チャンドラー(左)がリングに上がると、互いに闘志を燃やした

 11月19日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターにて開催される『Bellator 163』のカンファレンス・コール(電話を通じて質疑応答する形式の会見)が、15日(火・同)に行われた。

 メインイベントでBellatorライト級タイトルマッチを争う、王者マイケル・チャンドラー(アメリカ)と挑戦者の元UFCライト級王者ベンソン・ヘンダーソン(同)が、試合に向けた意気込みを話した。

ブラジリアン柔術黒帯の持ち主であるヘンダーソン(右)だが、テコンドー仕込みの蹴り技も得意としている

 チャンドラーは2011年11月にエディ・アルバレス(現在はUFCに在籍)を破ってBellatorライト級王座を獲得。2度の防衛に成功したが、2013年11月にアルバレスとの再戦に敗れて王座陥落。その後、アルバレスの王座返上、その次に王座に就いたウィル・ブルックスのタイトル剥奪により、空位となったライト級王座を懸けてパトリッキー・フレイレと対戦。1R2分14秒でKO勝ちを収め、王座に返り咲いた。

昨年、ヘンダーソン(左)は美しすぎる妻ことローレン・マイコラス(右)とUFC日本大会のPRイベントに参加している

 対する挑戦者ヘンダーソンは元UFCライト級王者の実力を持ち、今年2月にUFCからBellatorに電撃移籍。いわゆるリリース(契約解除、またはUFCが契約を更新しない)というかたちではなく、UFCの王者クラスのファイターが他団体へ移籍するのは希なケースであったため、注目を集めた。

 奇しくも、チャンドラーは2011年11月から2013年11月まで、ヘンダーソンは2012年2月から2013年8月までと、それぞれの団体でほぼ同時期に王座に就いていた両選手。「もしこの2人が戦えばどうなるだろうと期待されながらも、”もしもの話し”で終わってしまった対戦がとうとう実現する」と、興奮を隠せない様子のチャンドラー。

「俺は身を粉にしてトレーニングに励んできたし、アルバレス戦から3連敗という苦境も乗り越えてきた。次に大きく飛躍する時がそこまで来ている」と、モチベーションはかなり高まっているようだ。

6月にパトリッキー“ピットブル”フレイレ(右)を1Rわずか2分14秒でKOし、チャンドラーは王座に返り咲いた

 試合に向けて、「ラッキーなことに、今回は俺に流れが来ていて、彼には来ていないね。彼が素晴らしいファイターであることは間違いないけれど、そんな彼をフィニッシュすることが出来ると思うとワクワクするよ」と闘志を燃やした。

 一方のヘンダーソンはBellator初参戦となった4月大会で、いきなりウェルター級タイトルマッチを経験。当時の王者アンドレイ・コレシュコフに判定で敗れたが、2度目のタイトルマッチに向けて「以前よりはBellatorのケージ(金網状のリング)の中で戦うことが快適になっているし、リズムもつかめるようになってきた」と手応えを口にする。

ベルトを巻いたチャンドラー

 ライト級のベルトを獲り、次はウェルター級王座への再挑戦も期待されるが、「まずはライト級のベルトを獲るつもりだけれど、その後は必ずしもベルトがすべてのモチベーションになるとは言えない」と、二階級制覇は意識していない様子。

「もちろん、ベルトを獲るのは素晴らしいことだよ。定められた階級の中では、地球上でナンバーワンの証明だからね。でも、自分は必ずしもベルトのためだけに戦っているわけではないよ。今はとにかく、19日にマイケル・チャンドラーという男に勝ちたい」と、目前の大一番に集中する。

 2度目の王座戴冠から初防衛戦となるチャンドラーが王座を死守するのか。それともヘンダーソンがUFCとBellatorという2大団体で王座獲得を成し遂げるのか。

PHOTOS=Bellator MMA(C)※UFCのPRイベント以外 

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