【Krush】新女王ヘウヘス、同門ピケオーに次ぐ連続防衛を誓う
Krush女子の新王者となったメロニー・ヘウヘス
1月15日（日）東京・後楽園ホールにて開催された『Krush.72』の一夜明け会見が、16日（月）都内で行われた。
Krush史上初となる女子選手が大トリを飾った今大会。ダブルメインイベント第2試合のKrush女子タイトルマッチで、プロ6戦無敗のKANA（K-1ジム・シルバーウルフ）から2度のダウンを奪った末に判定で勝利し、新王者に輝いたメロニー・ヘウヘス（オランダ/Mike’s Gym）が、現在の心境を語るとともに試合を振り返った。
ベルトを肩に担いで颯爽と登場したヘウへスは、「チャンピオンになることができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。ベルトをできる限り守っていきたいと思っています」と第一声。対戦相手のKANAについては、「好戦的なので、私にとっては戦いやすい相手でした。もちろんレベルも高く強い選手でしたが、昨日は私の方が強かったということです」と評した。
会見で力強くコメントを述べるヘウへス
試合では序盤からパンチの連打でガンガン前に出るアグレッシブファイトを展開し、1R早々にKANAから左ジャブでダウンを奪った。ヘウへスは「私は常にKOで倒すことを心掛けています。とにかく早い段階からKOを狙っていたので、昨日は1Rからダウンを取ることができたのだと思います」と、狙い通りの展開であったと言う。
しかし、1R終盤にはKANAにバックハンドブローでダウンを奪いかえされたが、「本当は1度目のダウンを奪ってからすぐに仕留めたかったのですが、あのようなかたちでダウンを奪い返されてしまいました。悔しいですが、最終的に勝てたことを評価したいと思います」と悔しさをにじませる。
ともにMike’s Gymに所属するピケオー（左）とヘウへス（右）。会見後も、ベルトを肩にそろって笑顔を見せた
最終的には、3Rに強烈な右ストレートでKANAから2度目のダウンを奪って試合を決定づけたが、「拮抗した試合になることは分かっていました。最終ラウンド残り1分のところで、トレーナーの『失うか得るかのどちらかしかない。すべてを出せ』という声が聞こえ、最後まですべてをぶつけることができたんだと思います」と、トレーナーからの檄に背中を押されたと話した。
試合後には、ひとつ前の試合でKrush -70kg王座の2度目の防衛に成功した同門のジョーダン・ピケオーと、リング上で勝利の喜びを分かち合った。ヘウへスは「試合前のインタビューで言った通り、Mike’s Gymの2人でベルトを持ち帰るという約束を果たすことができて嬉しいです」と笑顔を浮かべる。
早くもタイトル防衛に向けて意気込みを口にしたヘウへス。「チャンピオンになったからにはこのベルトを守っていくだけです。防衛戦はいつでも大丈夫です。お任せします。ピケオーと同じように、私も防衛を続けていきたいと思っています」と力強く連続防衛を誓った。
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