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【ボクシング】王者・小國があえて挑戦者カラーの青グローブを選択=計量

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2017/09/12(火)UP

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計量を終え、笑顔で握手を交わす小國(右)と岩佐(左)

 9月13日 (水)エディオンアリーナ大阪で開催される『ダブル世界タイトルマッチ』の前日計量・調印式・記者会見が、12日(火)大阪府内にて正午より行われた。

 IBF世界スーパー・バンタム級タイトルマッチを争う、王者・小國以載(29=角海老宝石ジム)、挑戦者同級3位・岩佐亮佑(27=セレスジム)ともにリミット100グラムアンダーの55.2kgで一発クリアーした。

 昨年の大みそか、22勝22KOの怪物王者ジョナタン・グスマンからダウンを奪い、王座を奪取した小國は今回が初防衛戦。計量を終えると、「明日やなって感じ。昔から苦手なやりにくい相手だが、阿部トレーナーとしっかり作戦を煮詰めてきたのでそれをやりたい。チャンピオンらしい試合で明日はは勝ちたい」と意気込みを語った。

 通常チャンピオンは赤いグローブを使用するが、小國は「高校時代も負けているのであえて挑戦者の気持ちで」と青いグローブを選択した。両者は高校生時代にアマチュア選抜大会で対戦し、岩佐が圧勝を収めている。

 一方、挑戦者の岩佐は前WBC世界バンタム級王者・山中慎介と日本バンタム級王座を懸けて戦い、日本ボクシング史に残る激闘を繰り広げたサウスポー。世界挑戦は2015年6月にIBF世界バンタム級王座決定戦(6RTKO負け)を行って以来2度目となる。

「思っていたより早くチャンスが来ましたがラストチャンスだと思って戦います。10年前アマチュアで勝っていますが、今度も僕が勝つと信じて戦いたい。明日、リングの上で小國選手の作戦に引きずり込まれないようにしっかりと自分のボクシングをしたい。人生を懸けてベルトと(後援者からプレゼントを約束された)フェラーリをもらいます」と岩佐。こちらは「気分で決めた」と黄色のグローブを選択している。

●編集部オススメ記事
・小國の初防衛戦の相手は苦手な岩佐
・小國がグスマンからダウンを奪い新王者に

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