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【DEEP】三崎和雄、長渕剛の熱唱に号泣の引退式

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2012/12/22(土)UP

▲兄貴分・長渕剛の熱唱を前にし、号泣する三崎和雄(左)

DEEP事務局
「DEEP HALEO IMPACT ~三崎和雄引退セレモニー~
Supported by ドン・キホーテ」
2012年12月22日(土)東京・後楽園ホール
観衆=1,700人

▼三崎和雄引退公開スパーリング 3分2R
ー三崎和雄(HALEO TOP TEAM)
勝敗なし
ー郷野聡寛(フリー)

 PRIDE、DEEP、パンクラスで活躍してきた三崎が引退の日を迎えた。ラストリングは三崎の希望により、かつてPRIDEウェルター級GPをともに戦った盟友・郷野との公開スパーリングという形になった。

 1Rはレガース(すねに付ける防具)を付けてのスパーとなったが、2Rが始まる前に三崎がレガースを外し、郷野にもレガースを外すことを要求。

 両者は蹴り合い、三崎がパンチでコーナーに追い詰めていけば郷野もカウンターを狙うという緊張感のある展開に。ラスト1分で三崎が連打し、郷野も打ち返す激しい攻防が繰り広げられ、最後は郷野が“来いっ!”とカモンゼスチャー。三崎がパンチを連打したところで終了となった。

 最後の相手を務めた郷野はマイクを持ち、三崎の言葉で「最後にもう1回、77kgに戻してMMA(総合格闘技)をやってみようかなって思うようになった」(郷野は近年70.2kgで試合を行い、5月4日の試合を最後にMMA引退宣言した)と、カムバックを決意したことを明かした。

 引退の10カウントゴングが鳴らされ、三崎が「兄貴」と慕う長渕剛がリングに登場。代表曲「STAY DREAM」を熱唱し、三崎は号泣。長渕と堅く抱き合った。

 引退セレモニーには、2007年の大みそかに三崎と激闘を演じた秋山成勲も登場し、三崎に花束を渡した。

 最後に、マイクを持った三崎は「約12年、40戦戦ってきたことで大切なことを2つ学びました。ひとつは“感謝”、もうひとつは“挑戦”です」と感謝と挑戦することの大切さを語り、「皆さんもこの2つを大切に突き進んでいっていただきたいと思います」とメッセージ。

 家族(妻、長男と次男)からの花束を受け取った三崎は、「12年間、三崎和雄を応援してくださった皆様、本当に、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。三崎和雄は永遠に戦い続けます!」と宣言し、リングを降りた。

 今後はHALEO TOP TEAMの一員として日本の格闘技に貢献していきたいと語った三崎は、「何らかの形で大きなものを予定しています」という。三崎和雄の第2の人生が始まる。


▲キックをベースに持つキム・ジェウン(右)をフロントチョークで下した宮田和幸

▼メインイベント(第5試合) フェザー級(65.8kg以下)  5分2R
○宮田和幸(BRAVE)
一本 1R2分46秒 ※フロントチョーク
●キム・ジェウン(韓国/CMA KOREA/EXTREEM COMBAT)

 宮田が2009年6月30日の『DEEP 42』以来のDEEP参戦。キックボクシングをベースに持つキムと対戦した。

 1R、鋭いパンチを繰り出すキムだが、宮田は冷静にかわしていく。キムがパンチを繰り出してきたところにタックルを合わせてテイクダウンした宮田は、立ち上がろうとしたキムのバックを奪い、予告していたジャーマンスープレックス! 

 再び立ち上がろうとしたキムの首に正面から腕を巻きつけ、そのまま吊り上げると首を絞められたキムはたまらずタップ(手で相手の身体を叩くギブアップの意思表示)。宮田が圧勝を収めた。

 宮田は「最近あまりいい試合してないので、やっと復活できました。三崎選手は一番尊敬している選手なので、出させてもらってありがたいです」と挨拶し、「大みそかにDREAMがあるのでぜひ足を運んでください」と大みそか格闘技イベントをアピールした。


▲トム・マッケンナ(右)を打撃で圧倒した金原正徳(左)

▼セミファイナル(第4試合) バンタム級(62kg以下) ヒジあり特別ルール 5分3R
○金原正徳(パラエストラ八王子) 
TKO 1R2分45秒 ※パンチ
●トム・マッケンナ(アメリカ/ルイスビルMMA)

 世界の舞台を目指す金原が7月21日のディファ有明大会に続いて、DEEPに登場。今回はヒジ打ちありの特別ルールでMMA戦績7勝2敗のマッケンナと対戦する。

 1R、スピードのある右ストレートを放つマッケンナに、金原は左ミドルキックを合わせる。ジャブの相打ちはあるが、金原はマッケンナのパンチをかわして右ローキック。

 パンチを連続してヒットさせると、マッケンナは右目尻をカットして流血する。

 ドクターチェック後、マッケンナの右ストレートをかわした金原が右ストレートをヒット! パンチをかわしてのロー、前蹴り、パンチの連打を繰り出す金原は、左のボディブロー! マッケンナはボディをおさえてうずくまり、金原が豪快なKO勝利を飾った。

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