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【新日本キック】大人気のドSトレーナー、王座獲得ならず

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2013/04/21(日)UP

▲顔面前蹴りで兼子(左)を吹っ飛ばす王者・内田(右)

新日本キックボクシング協会/TITANS事務局
「TITANS NEOS 13」
2013年4月21日(日)東京・後楽園ホール

▼トリプルメインイベント第3試合(第14試合) 日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R
○内田雅之(藤本/王者)
判定3-0 ※50-46、50-46、50-46
●兼子ただし(伊原道場/挑戦者・日本フェザー級2位)
※内田が2度目の防衛に成功。

 2011年12月に日本フェザー級王座を獲得し、昨年9月には古河たすくを相手に初防衛を果たしている王者・内田。対する挑戦者は、“ドSトレーナー”として、各メディアで人気を博している兼子ただし。

 オレンジカラーの兼子応援団が後楽園ホールの西側から南側を埋め尽くし、大声援をリングに送る。東側に陣取る内田応援団も負けじと沸き上がり、試合前から会場はヒートアップ。

 1R、兼子がガードをしっかりと固めて前進。セコンドは内田の左足を狙うよう指示し、兼子も右ローを放っていくも、内田がリーチとステップを生かして距離を取り、クリーンヒットを許さない。

 回りながら、ダッキングで挑戦者のストレートをかわした王者が、お返しにジャブとローを打ち込んでいく。

 2R、挑戦者の前進が強くなっていく。しかし王者は徹底的に距離を取り、相手が入ってこようとすれば両手を前に差し出して、さらに右ストレートをヒット。

 兼子に大きなダメージは見られないが、内田のパンチをもらい、左目周辺から出血となってしまう。

 3R、攻めあぐねる兼子へ、前蹴りで距離を取りながらパンチを当てていく内田。兼子の出血量が増え、ここで一度ドクターチェックが入った。試合は続行となるも、兼子の前進に対し内田も次第に前へ出ていくようになり、兼子がクリンチしてしまう場面も増える。

 4R、兼子の左ローに合わせて、内田が左ストレートを合わせてダウンを奪う。ここから王者のペースが上がり、パンチとローのヒット数が増えていく。挑戦者もなんとか距離を詰めようとするが、逆に足払いでこかされてしまい、流れを引き寄せることができない。

 5R、大声援を背に受けて兼子が攻め込もうとするも、内田の落ち着いた試合運びは変わらず、中盤にはヒジでさらに出血させ、ハッキリと勝利を印象付けた。

 試合は判定決着となり、ジャッジは三者ともに50-46の大差で内田の勝利を支持。王者が2度目の防衛に成功している。


 

▲江幡(左)の縦ヒジが強烈にヒット!

▼トリプルメインイベント第2試合(第13試合) 55kg契約 3分5R
○江幡 塁(伊原道場/日本バンタム級王者)
KO 1R45秒
●デンイサーン・ソー.スィーストー(タイ)

 3月10日の『MAGNAMU31』で、兄の睦がラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座に挑むも、王者マーナサックに判定で敗れてしまった。一方、弟の塁もここ5戦のうち3試合がタイ人と対戦し、同じくムエタイ王座に照準を合わせている。

 対戦相手のデンイサーンは100戦近い戦績を誇る24歳。塁にとっては兄の雪辱を晴らす、大事な一戦だ。

 1R、開始早々から塁が左ハイ、パンチを積極的に繰り出していく。スピードの差は歴然としているが、デンイサーンも相手の攻撃に構わず前進。

 ここで塁の左ヒジがカウンターでヒット! さらに左ローで追撃すると、デンイサーンは左ヒジをもらった箇所からおびたたしい出血があり、目の焦点が定まらずそのままカウントアウトされた。

 会心のKO勝利を見せた塁は、マイクを取り「睦が獲れなかったラジャのベルトを、僕が獲りに行きます!」と宣言した。


 

▲喜多村(右)がMA王者のアーサー(左)を破った

▼トリプルメインイベント第1試合(第12試合) 72.6kg契約 3分3R
○喜多村誠(伊原道場新潟支部/日本ミドル級王者)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●アーサー・雅仁(習志野/MA日本スーパーウェルター級3位)

 日本ミドル級王者の喜多村が、MA日本スーパーウェルター級3位のアーサーを迎え撃つ交流戦。

 1R、序盤から喜多村が強いローを打ち込むと、アーサーも打ち終わりを狙ってロー、さらにミドル。ムエタイスタイルで挑むアーサーと、まさにキックボクシングの喜多村という対照的な攻防で試合が進む。

 2R、プレッシャーを強める喜多村に対し、アーサーも蹴り返るが、相手にダメージを与えるには及ばず。喜多村もクリーンヒットはないものの、強烈なローの音を会場に響き渡らせる。

 3R、アーサーは接近してくる喜多村へ幾度となくヒジを放っていくも、喜多村のプレッシャーを止めることはできないまま試合終了。

 判定は3者が喜多村を支持し、王者がMAからの刺客を撃退した。


 

▲石井(左)はKING(右)からダウンを奪って勝利

▼セミファイナル(第11試合) 62.0kg契約 3分3R
○石井達也(藤本ジム/日本ライト級王者)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-26
●KING皇兵(SFK/KOSフェザー級王者)

 現在3連勝中の日本ライト級王者・石井達也がノンタイトル戦で、福岡のキックイベント『KING OF STRIKERS』でフェザー級王座を獲得しているKING皇兵と対戦。

 やや変則的なリズムで攻め込むKINGだが、1Rに石井がサウスポーから伸びる左ストレートでダウンを奪う。さらに左ミドルと左ストレートでKINGを近づけず、試合のペースを握る。

 3Rに右のパンチでダウンを追加した石井は、そのままKINGを振り切って判定勝ちを収めた。


 

▲板倉(左)と渡辺(右)はドローに終わった

▼第10試合 67.5kg契約 3分3R
△板倉直人(スクランブル渋谷/J-NETWORKウェルター級9位、元WPMF日本ウェルター級1位)
ドロー 判定1-0 ※30-30、29-29、29-28
△渡辺健司(伊原道場稲城支部/日本ウェルター級2位)

 右ストレート、右ハイを伸ばして前に出ていく渡辺。対する板倉は相手が近づくと足払いでこかしていく。

 両者とも果敢にミドル、ハイを放っていくが、決定打はなし。ジャッジは1人が板倉につけたが、あとの2人はドロー。痛み分けに終わった。


▼第9試合 ミドル級 3分3R
○斗吾(伊原道場/日本ミドル級2位)
KO 1R2分36秒
●丸山準一(バンゲリングベイ・スピリット)

▼第8試合 62.0kg契約 3分3R
○勝次(藤本/日本ライト級2位)
KO 1R2分42秒
●エークサヤーム・モー.クルンテープトンブリー(タイ)

▼第7試合 ヘビー級 3分3R ※ヒジなし
○嚴 士鎔(伊原道場/日本ヘビー級3位)
KO 2R2分54秒
●菊地純一(ヨックタイジム)

▼第6試合 バンタム級 3分3R
○重森陽太(伊原道場稲城支部/日本バンタム級2位)
TKO 2R4秒 ※ドクターストップ
●日畑達也(FKD/WPMF日本バンタム級7位)

▼第5試合 62.0kg契約 3分3R
△翔栄(治政館/日本ライト級3位)
ドロー 判定1-0 ※29-29、29-29、30-29
△雷電HIROAKI(スクランブル渋谷/J-NETWORKライト級10位、WPMF日本ライト級14位)

▼第4試合 ライト級 3分3R
○福岡直也(治政館/日本ライト級4位)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-29
●服部浩典(SKF/KOSライト級王者)

▼第3試合 ミドル級 3分3R
○春野剛士(Dropout/元NKBミドル級3位)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●本田聖典(伊原道場新潟支部/日本ミドル級7位)

▼第2試合 ライト級 3分2R ※ヒジなし
○和己(伊原道場)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-19
●デンジャー内山(TEN CLOVER GYM)

▼第1試合 フェザー級 3分2R ※ヒジなし
○竹内賢一(TEN CLOVER GYM)※デビュー戦
判定3-0 ※20-18、20-17、19-18
●加藤大輔(伊原道場新潟支部)※デビュー戦

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