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【新日本キック】“ラストマッチ”勝次が岩橋伸太郎に激勝!NJKFとの対抗戦は2勝2敗のタイに

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2023/10/15(日)UP

ヒザ蹴りを突き刺す勝次(右)

新日本キックボクシング協会 伊原道場
『TITANS NEOS 33』
2023年10月15日(日)東京・後楽園ホール 
▼スペシャルメインイベント第12試合 ライト級 新日本キックVS NJKF 交流戦
○勝次(藤本ジム/WKBA 世界スーパーライト級王者)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
●岩橋伸太郎(エスジム/元 NJKFライト級王者)

石橋が左ミドルで攻める

「新日本キックVS NJKF交流戦」の大将戦は、勝次の新日本キック所属でのラストマッチだ。

 勝次は“大激闘男”と呼ばれ、15年に新日本キックライト級、19年にWKBA世界スーパーライト級の王座を獲得し、新日本キックのエース格だ。前戦は7月の『NO KICK NO LIFE』で、大月晴明にKO勝利した。

 対する岩橋は打ち合いを得意とするタフファイター。昨年5月にNJKFライト級王座を戴冠したが、11月の初防衛戦で羅向に敗れ陥落。今年4月のMAキックで判定勝利し再起した。

バチバチの殴り合いが展開された

 1R、勝次が序盤から強烈な左ジャブと右ローを連発。一方の岩橋はコツコツと右カーフで対抗。効いたのか、勝次の前進が弱まると、岩橋が左ミドルを蹴っていく。

 2Rはお互い距離の奪い合い。ジャブ、右ローで攻める勝次に対し、岩橋は左ミドルを軸に攻撃を組み立てる。勝次が距離を詰めると、岩橋は右カーフを連打。残り5秒、勝次が猛然とラッシュ、お互いバチバチの殴り合いに会場から歓声がわく。

勝次が“ラストマッチ”に勝利した

 最終3R、さらにギアを上げる両者。勝次は得意の右ヒザ、右ストレートを放ち、岩橋は右カーフ、ミドルで応戦。残り30秒、お互い足を止めての打ち合い。両者ともにダウンがないまま、勝負は判定に。

 判定3-0で勝次が勝利。これで新日本キックとNJKFの対抗戦は22敗のタイで幕を閉じた。今回で新日本キックのリングはラスト宣言をしていた勝次。勝利マイクで「36歳最後の挑戦、これからは他団体に乗り込んで戦ってきます」と意気込んだ。

▶︎次ページは瀬戸口勝也vs前田浩喜、木下竜輔vs坂本直樹

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