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【ボクシング】井上、破壊力で圧倒、2RTKOで初防衛

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2015/12/29(火)UP

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大橋ボクシングジム
「ボクシングフェス2015 世界ダブルタイトルマッチ」
2015年12月29日(火)東京・有明コロシアム

パレナス(左)をコーナーに追い込み、連打を仕掛ける井上(右)

▼WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
○井上尚弥(大橋ジム/WBO世界スーパーフライ級王者)
TKO 2R1分20秒
●ワーリト・パレナス(フィリピン/同級1位/挑戦者)
※井上が初防衛に成功

 井上は昨年12月30日にオマール・ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦し、過去11度の防衛に成功している王者を2RにKO。井上が世界最速記録となる8戦目での世界2階級制覇を達成した。この試合で右拳を痛め、治療に専念したため今回が約1年ぶりの試合となる。

 挑戦者のWBO世界スーパーフライ級1位パレナスの戦績は23勝(20KO)6敗の強打者。井上は、初防衛戦はランキング1位の選手とやりたいと話しており、その希望がかなった形だ。

 1R、序盤、様子を見る井上だったが終盤、力強いパンチを当てていく。2R、井上の左のフックがパレナスのテンプルにヒット。そこでパレナスの動きが止まり、そこからたたみ掛けるようにようにパンチを連打し、パレナスがダウン。

 パレナスは立ち上がるも再び井上が連打し、パレナスがたまらずダウンしレフェリーがストップ。井上のTKO勝ちとなり、2年連続2R決着となった。

 マイクを握った井上は「ボクシングは最高、楽しかったです。パンチをもらって挑戦者は拳が硬くて注意してました。オファーがあればアメリカでもやってみたい。これからも熱くさせる試合をしていきたい」と語った。

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