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【UFC】リョート・マチダ、2年半ぶり復帰戦で初回KO負け

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2017/10/28(土)UP

▼ライト級 5分3R
○フランシスコ・トリナウド(39=ブラジル)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ジム・ミラー(34=アメリカ)

 1R、試合開始直後から豪快なフックでお互いの顔面を狙い合う両者。ミラーはトリナウドの左ミドルをキャッチしながら、左ストレートを入れてテイクダウンに成功。スクランブルからトリナウドがトップを奪うが、ミラーはガードポジションから攻め許さず、両者はスタンドに戻る。

 両者の顔面狙いのパンチが空を切り合う中、ミラーがタックルから再びテイクダウンを奪い、トップをキープ。この状態が続くと、レフェリーがラウンド終了間際に両者にスタンドを指示した。

 2R、なおもアグレッシブな打撃戦を展開する両者。トリナウドは首相撲からのヒザ蹴りと離れ際の左フックをヒットさせ、ミラーはアッパーとフックのコンビネーションから時折タックルに入るモーションを見せる。

 終盤にミラーがタックルを仕掛けるが、トリナウドはギロチンに捕らえ、スクランブルからトップを奪取。鉄槌とエルボーを落とし、トリナウドが優勢を印象づける。

 3R、飛びヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙うミラーだが、トリナウドは素早く反応し、上からがぶり潰してヒザ蹴りを入れる。ミラーは立ち上がるが、離れ際に左ボディフック2連発を被弾して動きが止まる。

 トリナウドはすぐに首相撲に捕らえ、ヒザ蹴りを突き刺す。終盤にもトリナウドは左ストレートからミラーを後方へ吹っ飛ばすようにテイクダウンし、トップキープからパンチとエルボーを落とした。
 
 パンチの応酬で会場を沸かせた両者だが、有効打で勝ったトリナウドに判定の軍配が上がった。


▼ミドル級 5分3R
○チアゴ・サントス(33=ブラジル/同級15位)
TKO 1R 4分59秒
●ジャック・ハーマンソン(29=スウェーデン)

 1R、タックルから組み付いてきたハーマソンの離れ際にに、サントスがパワフルな左右パンチ連打。これを被弾したハーマソンはガードを固めて後退するが、ダメージがある様子。

 サントスは打撃戦で主導権を握り、フックやスーパーマンパンチをヒットさせる。さらに、二段の飛びヒザ蹴りで後方へ倒れたハーマソンに対し、サントスは上からパンチの雨。ハーマソンがサンドバック状態になったところで、レフェリーが試合を止めた。


▼バンタム級 5分3R
○ジョン・リネカー(27=ブラジル/バンタム級5位)
判定3-0 ※30-27、29-28、29-28
●マルロン・ヴェラ(24=エクアドル)

 1R、序盤は慎重に相手の出方を見る両者。リネカーは右ローを繰り出しつつ、一気に踏み込んでパワフルな左右フックをボディと顔面に振るう。ヴェラは押し込まれる展開が続く。

 2R、ヴェラがリーチを活かすように、遠目の間合いから右の関節蹴りをコツコツと入れる。だが、リネカーは左ミドルをキャッチし、すぐさま右フックを叩き込み、離れ際には後ろ回し蹴り。

 ヴェラも攻撃をテンポアップし、ジャブからロー、首相撲からのヒザ蹴り、さらにパンチフェイントから後ろ回し蹴りをヒットさせると、リネカーはニヤリと笑みを浮かべる。終盤は飛びヒザ蹴りを空振りさせて倒れたヴェラに対し、リネカーがトップをキープしながらパウンドを落とした。

 3R、左右のボディフックで前進するリネカー。ヴェラはケージを背負いながらリネカーを首相撲に捕らえてヒザ蹴りを入れる。いったん間合いを取り直し、打ち合いからヴェラが鋭い左ハイ、リネカーは組み付いて潰す。

 再び離れて打撃戦を展開する両者。リネカーが回転の速い左右フックを顔面とボディにヒットさせると、ヴェラは首相撲ひ捕らえてヒザ蹴り。一進一退の攻防を繰り広げた。

 勝敗の行方は判定に。前半にパンチで押し込む展開が目立ったリネカーに軍配が上がった。

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