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【シュートボクシング】宮越善戦もサワーがダウンを奪って熱戦を制す

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2016/11/12(土)UP

離れた距離から飛び込んでのパンチを多用したサワー(右)が右フックでダウンを奪った

▼第10試合 スペシャルマッチ 71.0kg契約 3分3R延長無制限R エキスパートクラス特別ルール
○アンディ・サワー(オランダ/TEAM SOUWER/S-cup世界トーナメント2002・2004・2008・2012王者)
判定3-0 ※30-28、29-28、29-28
●宮越宗一郎(拳粋会/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王者)

 サワーは現在MMA(総合格闘技)とシュートボクシング(以下SB)に専念し、SBルールでの試合は昨年12月の弘中邦佳戦以来となる。9月の『RIZIN』ではMMA2戦目で元UFCファイターのダロン・クルックシャンクにチョークスリーパーで敗れており、今回が再起戦。

 対戦する宮越は筋骨隆々の肉体から繰り出す右ストレートとハイキックを得意とし、30勝(11KO)13敗1分の戦績を持つ。国内外で外国人選手との対戦経験も豊富、ムエタイの国際大会『THAI FIGHT』や中国のビッグイベント『クンルンファイト』に出場している。

 1R、サワーは右ストレート、左フック、左ローをスピーディーに繰り出す。右フックを一発当てると、その右フックをフェイントに使っての左ボディブロー。宮越は手数は少ないが、サワーが入って来るところに左フックを合わせようとする。

 2R、宮越に故意ではないがヒジ打ちがあったとイエローカードが提示される。前へ出る宮越がジャブ、右ストレートをヒットさせ、サワーが出てくると左フックを合わせにいく。宮越のパンチをもらったサワーが仰け反る場面も。しかし、飛び込んだサワーが右フックでダウンを奪うと、一気に連打をまとめて右フックをヒットさせる。

 打ち合いとなる中、サワーが強烈な左右ストレート。サワーは両頬をカットして顔面は真っ赤に染まる。終盤、宮越の右ストレートをもらうなど苦戦となる。

 3R、宮越がパンチ連打で前へ出るとサワーも打ち返す。フットワークで動き回り、飛び込んでのパンチから組み付くサワー。ラスト30秒でサワーが強い左フック。打ち合いを挑もうとする宮越だが、サワーはフットワークを駆使してかわし、飛び込んでの右ストレート。

 苦戦を強いられたサワーだが、スピードを生かした戦い方でダウンのポイントを守り、判定勝ちを収めた。

●編集部オススメ記事
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・アンディ・サワー、MMA2戦目は元UFCファイターに一本負け

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