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【DEEP JEWELS】旗揚げ戦のメインで藤野が逆転一本勝ち

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2013/08/31(土)UP

DEEP事務局
「DEEP JEWELS~旗揚げ戦~」
2013年8月31日(土)東京・新宿FACE

▲激しい打ち合いを展開したソン・ヒョギョン(左)と藤野恵実(右)

▼メインイベント ライト級(52kg以下) 5分2R
○藤野恵実(和術慧舟會GODS)
一本 2R3分34秒 ※チョークスリーパー
●ソン・ヒョギョン(韓国/ROAD FC)

 記念すべき旗揚げ戦のメインイベントを務める藤野は、打撃を中心にパワフルな攻めを見せる特攻ファイター。対するソンはテコンドーをベースに持ち、これまで日本で3戦して3敗(1試合はキックボクシング)。藤野の圧勝も考えられたが……。

 1R、藤野はパンチの連打から組むがなかなかテイクダウンを奪えない。離れるとソンの右フックをもらい、ヒザを着いてしまう藤野。

 まさかのピンチに陥ったが、すぐに組み付いてソンをコーナーへ押し込む。藤野はボディへのパンチ。離れると左右フックの連打で突進する。

 2R、打ち合いで藤野がワンツーをヒットさせ、組み付いてついにテイクダウンに成功。ヒザで片腕をおさえてのパンチ連打。サイドポジションでもパンチを連打し、バックを奪ってチョークスリーパー。

 キムは後ろにパンチを放って抵抗したが、藤野が絞め上げて一本勝ちを奪った。藤野は「何とか勝てましたが反省点しかありません。こんなことでは次のトーナメントどうこうは言えないので、イチからやり直します」と試合を振り返った。佐伯繁DEEP代表は「男子だけでなく韓国の女子もヤバくなってきた。あと何試合か経験したら日本人は勝てなくなるかも」と、韓国人選手の急成長ぶりに舌を巻いていた。



▼セミファイナル57.5kg以下契約  3分3R キックルール
○AZUMA(y-park/NJKF BONITA BOXEOフェザー級王者)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-29
●キム・ジヨン(韓国/CMA KOREA)

 女子キックボクサーのAZUMAが韓国のキムと再戦。昨年7月の初対戦ではキムに判定勝ちしており、今回はKOでの勝利を狙う。

 1R、強いパンチを繰り出すキムにAZUMAは左ミドル、前蹴り。パンチをもらってイラついたのかAZUMAはブレイク後にパンチを放って注意を受ける。

 2R、AZUMAが右ストレートからの左ミドル。キムも左右フックで強気に打ち返す。AZUMAの右ストレートをもらうと負けじと左フックを返す。

 3R、AZUMAのバックキックがヒット。その後も右ストレート、左フック、バックブローをヒットさせるが、タフなキムも打ち返す。判定2-0でAZUMAがキムを返り討ちにした。

 第8試合の松田vsルミナに続いて盛り上がった試合に、佐伯代表は「悔しいけれどMMA(総合格闘技)はキックの試合に押されている。キックの方が会場の雰囲気も盛り上がりもいい。ちょっと悔しい」と総括した。



▼第10試合 ベティコ引退試合 ライト級(52kg以下) 5分2R
○長野美香(CORE)
一本 1R2分24秒 ※腕ひしぎ十字固め
●ベティコ(和術慧舟會東京道場)

 女子格闘技創成期より活躍してきたベテランファイターのベティコが今大会で引退を迎える。

 その最後の相手を務めるのはジュエルスの顔である長野。長野はジュエルスで5連勝中と勢いに乗っており、得意の腕十字でバッサリと介錯するのか。それともベティコがベテランの意地を見せるのか。

 1R、ワンツーを繰り返す長野が胴タックルでテイクダウン。マウントポジションを奪ってパンチを連打し、万全の体勢を作っての腕十字。

 長野が鮮やかな一本勝ちを奪った。

 試合後にはベティコの引退式が行われ、「和術慧舟会の門を叩いて12年になりまして、その間にタイトルマッチを経験したこともなく目立った選手ではなかったんですけれども、引退試合を組んでくれたみなさんありがとうございます。最後に強い選手とやらせていただいてよかったと思います。私は今日で終わりますが、DEEP JEWELSは今日が出発ということで私も陰ながら応援していきたいと思います」と最後のメッセージを送った。



▼第9試合 フェザー級(48kg以下)次期挑戦者決定戦 5分2R
○サダエ・マヌーフ(総合格闘技道場コブラ会)
判定2-1
●セリーナ(ノルウェー/team hellboy hansen)
※サダエがフェザー級次期挑戦権を獲得。

 ハム・ソヒが保持するフェザー級王座への挑戦権を懸けて、サダエとセリーナが対戦。サダエは計量を950グラムオーバーでイエローカード2枚からのスタート。

 1R、パンチでプレッシャーを掛けるサダエをセリーナが胴タックルでテイクダウン。ブレイク後、セリーナのタックルを潰したサダエが上になり、パンチを落としていく。

 2R、パンチと蹴りで攻めるサダエにセリーナがタックル。サダエは上を奪い返し、上からパンチを落とす。サダエはセリーナのタックルを潰してパンチを連打し、さらにチョーク狙い。判定2-1でサダエが勝利し、フェザー級王座次期挑戦権を手にした。

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