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2010年のピーター・アーツ=京太郎、アリスター、シュルト、マイティ・モーとの各戦い

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2013/12/10(火)UP

アーツがシュルトに判定勝利を収めた

 FEG
「K-1 WORLD GP 2010 FINAL」
2010年12月11日(土)東京・有明コロシアム

▼第7試合 FINAL準決勝 第1試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ/K-1 WORLD GP 1994・1995・1998優勝)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●セーム・シュルト(オランダ/正道会館/K-1 WORLD GP 2005~2007&2009優勝、K-1スーパーヘビー級王者)

アーツが激しいパンチを放つ

 準々決勝ではマイティ・モーを鮮やかな左ハイキックでKOしたアーツ。対するシュルトは京太郎を判定の末に下している。アーツが5度目のGP制覇を目論むシュルトを食い止められるか?

 1R、左の前蹴りとジャブで距離を取るシュルトに対し、アーツは右ストレートから一気に前に出て行く。アーツは左フックから右ロー! 右ストレートから左ストレートと序盤からラッシュを仕掛ける! 

キックを繰り出すアーツ

  シュルトも左の前蹴り、ワンツーを返してアーツを下がらせ、アーツをコーナーまで詰めると左右のストレート! アーツは右ハイキックを返すが当たらない。逆にシュルトのヒザ蹴りがアーツのボディを捕らえる。

  前に出るアーツに対してシュルトはヒザ蹴り。シュルトがジャブを伸ばすと、アーツは右ロー。シュルトは左の前蹴り、アーツの右ローにジャブを合わせてアーツを下がらせる。

アーツとシュルトのパンチが交差する

  ジャッジ1名が10-9でシュルトにポイントをつけ、残り2名は10-10のイーブン。

 2R、ここも先にワンツーで前に出て行くアーツ。シュルトは左の前蹴り。しかしアーツはシュルトの奥足、そして前足に左右のロー! ここから顔面へのパンチにまでつなげる。シュルトもジャブから右ストレート。しかしアーツは左フックから右ロー! 右ローでシュルトの左足を狙う。

キックを放つシュルト

  ここでアーツが右の目尻をカットし、ドクターチェックが入る。再開後、右ロー、右ミドルを蹴るアーツ。シュルトは左の前蹴りと左ミドルで距離を取る。アーツはそこに右ローを返して前に出る。

  さらにアーツは右のボディストレートから顔面への左フック! 下がるシュルトにアーツは左右のフックを連打! ジャッジ3名は10-10のイーブンだが、試合の流れはアーツだ。

アーツのローキック

 3R、左右のパンチから右ローを蹴るアーツ。シュルトは前蹴りと左ミドルで距離を取ろうとするが、アーツは右ローを蹴って前に出る。そしてロープを背負うシュルトにアーツが右ストレート、左フックからボディへのヒザ蹴り! シュルトはアーツに組み付いてブレイクを待つ。アーツの攻撃を受けてクリンチを多用するシュルトに、レフェリーが注意を与える。再開後、アーツは右ストレートと右ローで前進! 

アーツが王者シュルトに勝利

  シュルトのジャブに右フックを合わせる! ここでもシュルトはクリンチを繰り返し、2度目の注意が与えられる。

 必死に左の前蹴りとジャブで距離を取ろうとするシュルトだが、アーツが左ボディを効かせて顔面への右ストレート! そして右ローと右ボディストレート! ジャブ、ワンツー、右ストレート! シュルトはアーツの攻撃を受けて下がるだけになってしまう。試合終了のゴングが鳴らされると、勝利を確信したアーツは両拳を突き上げた。判定は29-29、30-29、30-29でアーツ! 今年40歳のアーツが難攻不落の王者シュルトを撃破した。

▶︎次のページはピーター・アーツvsマイティ・モー

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