2021/10/18（月）UP
（最終更新：2021/10/18 20:19）

ペトロシアンをKOで下し歓喜のスーパーボン©️ONE

　10月15日（金・日本時間）にシンガポール・インドアスタジアムで開催された『ONE: FIRST STRIKE』メインイベントのフェザー級キックボクシング世界王座決定戦で、同級2位のスーパーボン（タイ）が、同級1位のジョルジオ・ペトロシアン（イタリア）をKOで下し、同級の初代世界王者に輝いた。

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　この試合、104勝2敗の戦績を誇り、史上最強のキックボクサーと名高いペトロシアンが戦前の下馬評では大本命だったが、その予想を覆すが如く、ムエタイ強豪のスーパーボンは1Rからペトロシアンを前蹴りやハイキックで翻弄すると、2Rに鮮烈な右ハイキック！直撃したペトロシアンは完全失神しダウン。史上最強と言われた男の壮絶なKO負けに世界中の格闘技ファンの間に衝撃が走った。

　世界王者のベルトを手にしたスーパーボンは16日に自身のSNSを更新。「私の礎となっているのはムエタイ。ムエタイこそが世界最強の格闘技だと常に私は信じている。そして、タイ国民の代表として戦うことも、私の誇りだ」と、世界の頂点に立ったことを喜んだ。

　スーパーボンはK-1 MAXやシュートボクシングでも活躍したブアカーオの弟子で、2016年度クンルンファイト70kgトーナメント優勝者。昨年7月にはGLORY世界ライト級王座を6度防衛したシッティチャイを打ち負かしている。

　また、今回のペトロシアン戦前の公式インタビューにて、こんな発言も。敬愛するファイターのロッタンが12月の大会で元UFC世界王者のデメトリアス・ジョンソンと、ムエタイ＆MMAのMIXルールマッチで戦うことに触れて「このようなチャンスが自分にあれば、やってみる興味はある。もしやるなら、コナー・マクレガーと。簡単に倒すことができそう」と、自信満々に語っているのだ。

　長年、史上最強のキックボクサーの称号を持つペトロシアンから、衝撃的なKO勝利を飾り、MIXルールで、元UFC二階級同時王者のマクレガーも楽勝と言ってのけるスーパーボン。次の戦いにも目が離せない。

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