「速すぎて見えてない!」ライアン・ガルシア、2R KO勝利で初V、王者らを挑発「統一戦だ!」
9月13日(日本時間)、米ラスベガスでWBC世界ウェルター級タイトル戦が行われ、王者ライアン・ガルシア(米)が同級1位コナー・ベン(英)に2回1分25秒TKO勝利。ジャブのように鋭い左フックから右の強打を打ち込み、ダウンを奪った。立ち上がったベンにも猛連打を浴びせ、レフェリーストップで初防衛に成功した。
【フォト&動画】高速の一撃!崩れ落ちるベンに、舌出し挑発も…
ガルシアは器物破損容疑やSNSでの人種差別発言等で騒がせた”問題児。24年、デヴィン・ヘイニーを3度倒して判定勝ちしたが、体重超過と陽性反応で無効試合になっている。しかし今年2月にマリオ・バリオスを破ってWBC王座を獲得した。
元世界2階級王者ナイジェル・ベンを父に持つベンも、22年の陽性反応で長期離脱している(後に資格停止処分は解除)。今回は約4年ぶりにウェルター級へ戻り、初の世界戦に臨んだ。
試合はベンが低い構えから猛然と前進するが、ガルシアは初回から高速の左フックを何度もヒット。2回には右アッパーを突き上げた後、ジャブのように速い左フックから返しの右をアゴへ叩き込み、ダウンを奪った。立ち上がったベンにも左右の猛連打を浴びせると、ベンはロープ際で防戦一方、レフェリーが試合を止めた。
SNSでは「フックがストレート並みの速さ」「ウェルター級離れしてる」と驚きの声が上がり、海外のボクシングメディア『BLTV』も「速すぎる、すべて当てていた。ベンには何も見えていなかった」と評した。
■因縁の王者たちへ、早くも挑発
試合後、ガルシアは「右は以前から武器だったが、ずっとケガを抱えていた。ここ2試合は右拳に故障がなかった」と告白。
ストップが早かったとの声も出たが、主催したダナ・ホワイト代表は「少し早かったかもしれない」としながら判断を擁護。ベンも抗議せず、検査のため病院へ向かった後、「今夜は自分の日ではなかった。言い訳はない。ガルシアは素晴らしい王者だ」とSNSにつづった。
だが、ガルシアの「平和を感じている」という穏やかなマイクは長く続かなかった。
観客席にいたWBA王者テオフィモ・ロペスを見つけると「テオフィモ、上がってこい!統一戦だ」「今すぐぶっ倒してやる」と絶叫。数日前には付けひげ姿で会見に乱入したロペスもリングへ向かい、警備員に制止された。
さらにガルシアは、薬物違反で勝利を取り消された因縁のWBO王者ヘイニーにも「もう一度倒して完全統一だ」と宣戦布告し、最後は「ヘイニー親子なんてクソ食らえだ!」と吐き捨てた。復活した“悪童王者”は、ウェルター級の主役を奪う気満々だ。
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