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【Dynamite!!】魔裟斗が引退試合でサワーに激勝! 石井慧は吉田秀彦に判定負け、対抗戦はDREAM勝利

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2009/12/31(木)UP


FEG
「FieLDS Dynamite!!~勇気のチカラ2009~」(4P目)

2009年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナ

▼第11試合 DREAM×SRC対抗戦 Round.6 ライト級 5分3R
○川尻達也(T-BLOOD/DREAM)
判定3-0
●横田一則(GRABAKA/SRC)

 当初は大みそかに青木真也とのDREAMライト級タイトルマッチが濃厚とされていた川尻。しかしDREAM×SRCの対抗戦により、このカードが消滅する形となった。

 その怒りをぶつけるように試合前には横田との2ショット撮影には一切応じなかった川尻。しかし横田はそんな川尻の心境を逆なでするように、記者会見で川尻を挑発。対抗戦の中でも遺恨を残す試合となった。

 1R、じりじりと圧力をかける川尻にローを蹴る横田。横田は川尻が右ストレートで飛び込むところに組み付いてテイクダウンを狙うが、川尻はブリッジを効かせて上を取る。

 立とうとする横田を寝かせてパンチを打つ川尻。立とうとする横田のバックを狙う川尻。横田はその川尻を前に落として正対する。

 スタンドに戻ると前蹴りで距離を取る横田。川尻は右ボディストレートからタックル、そのまま横田を持ち上げるようにしてテイクダウンを奪う。ここでも横田は腰を切って立ち上がろうとするが、川尻は横田の下半身をコントロールして横田のバックに回り込む。

 横田は正対しようと体を反転させるが、川尻は上のポジションをキープ。マウントポジションを奪うと、顎で嫌がらせをしながら、コツコツとパンチを落とす。

 最後は川尻がバックになったところでラウンド終了となった。

 2R、横田の右ローに川尻は右ストレート。横田は軽くジャブのフェイントを入れるが、川尻は横田をロープに詰めてテイクダウンを奪う。コーナーを背にして立とうとする横田。川尻は立ち際を狙って右アッパーを連打する。距離が開いて打撃戦になると、横田が右ロー、右フックを打つ。川尻はそれを受けつつ、両足タックルで横田をテイクダウンする。

 背中を見せて立とうとする横田の後ろに回りこみ、マットに寝かせる川尻。バック、マウントとポジションを変えて横田を立たせない。そして川尻がマウントで横田を押さえ込んでパウンド! 横田も必死に体を反転させて、川尻の押さえ込みから逃げようとするが、川尻のポジションキープは強い。

 3R、距離を取りながらジャブと左フックを打つ横田。ジャブで川尻を下がらせて右アッパーを打つ。しかし川尻は横田に組み付いて、コーナー際で横田をテイクダウン! 

 手をマットについて立とうとする横田だが、川尻は横田の足を畳むようにして横田をマットに寝かせる。

 マウントポジションを奪った川尻はがっちりと横田を抑え込んでパウンド! 肩固めを織り交ぜながら、暴れる横田を押さえ込み続ける川尻。そして最後は川尻が腕十字! 横田の右肘が伸びるが、横田はタップせず! 試合はテイクダウンとグラウンドで横田を完封した川尻が勝利。試合が終わると川尻が横田に声をかけて、健闘を称えた。



▼第10試合 DREAM×SRC対抗戦 Round.5 フェザー級 5分3R
○所 英男(チームZST/DREAM)
判定3-0 
●キム・ジョンマン(韓国/CMA KOREA/KTT/SRC)

 今年で5年連続の大みそか出場となった“新・大みそか男”所。当初はSRCフェザー級の最強外国人マルロン・サンドロとの対戦を予定していたが、サンドロが負傷により欠場。韓国の特殊部隊出身の肩書きを持つジョンマンと対戦した。

 1R、所はパンチのフェイントから右ロー。ジョンマンはジャブを突いて右フックを見せる。所はジョンマンと距離が詰まると首相撲からヒザ蹴り、そして右アッパーを突き上げる。ここで所のインローがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後も右ロー、左ミドルを蹴っていく所。

 さらに飛び込むような右ストレートを放つ。パンチで距離が詰まったところで、バランスを崩した所だったが、ここはすぐに立ち上がる。

 所は右ロー、右ストレート。所が左フックを打ったところで、ジョンマンも返しの左フック。ジョンマンは低い構えからパンチを振り回す。所はここで飛びヒザ蹴り! さらにジョンマンを首相撲に捕らえてヒザ蹴り! そして飛びつき腕十字! 所のド派手な技に場内が大きく湧き上がる! しかしジョンマンも腕を伸ばさせず、自分の両足で所の体を挟んで極めさせない。

 2R、所は顔面とボディにジャブを打ち分け。そして右ローにまでつなげる。ジョンマンは体ごと飛び込むような左ジャブと左フック。所は落ち着いてそれをディフェンスして右ローを蹴る。ジョンマンをロープに下がらせて左のテンカオをボディに突き刺す所。ジョンマンは大きく肩で息をするようになる。

 ジャブを突いてジョンマンを下がらせる所。ジョンマンはそこに右フックを狙う。ジョンマンの右ストレートに所が左フック、そして右ストレート。ヒザ蹴りと右ローでジョンマンにダメージを蓄積させる。

 3R、ここも右ローから攻撃を組み立てる所。ここでも右の飛びヒザ蹴りを見せる。確実に打撃でペースを掴んでいた所だったが、ジョンマンの右ストレート、左フックでスリップ気味にダウン! ジョンマンがパンチを落としながら、所のバックに回りこみチョークスリーパーを狙う。

 所はジョンマンの頭を持って、ジョンマンの体を前に振り落とすようにしてディフェンス。そしてサイドポジションを取った所は横三角絞めの状態から腕十字を狙うが、極めることが出来ない。

 イノキ・アリ状態でのブレイク後、ジョンマンにプレッシャーをかけて下がらせる所。左フックがヒット! これで動きが止まるジョンマン! 所はすかさずヒザ蹴りを突き上げるが、ジョンマンは倒れない。最後は引き込むジョンマンのマウントポジションを取った所だったが、試合をフィニッシュすることが出来ず。

 タフなジョンマンに苦戦する場面もあった所だったが、判定は3-0できっちり勝利を収めた。試合後、所は「一言言わせてもらいます。内藤さん、もう一丁、お願いします」と、亀田興毅戦で敗れた内藤大助に現役続行を望むマイクアピールをした。(※試合後、ジョンマンは右眼か底骨折で病院に直行)

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