【Dynamite!!】魔裟斗が引退試合でサワーに激勝! 石井慧は吉田秀彦に判定負け、対抗戦はDREAM勝利
▼第3試合 スーパーハルクトーナメント決勝戦 5分3R
○ミノワマン(フリー)
KO 3R3分29秒 ※左フック
●ソクジュ(カメルーン/チームクエスト)
※ミノワマンがスーパーハルクトーナメントで優勝
これまで無差別級路線を突き進んできたミノワマンがスーパーハルクトーナメント決勝を迎えた。ミノワマンはボブ・サップ、チェ・ホンマンというスーパーヘビー級ファイターを撃破して決勝に進出。
対するソクジュもヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ、繰り上がり出場となったサップを下している。いつも以上に気合いが入った表情でリングを睨みつけるミノワマン。ソクジュは右膝を大きく覆うようなテーピングを巻いている。
1R、じりじりと圧力をかけて前に出るソクジュ。ソクジュの周りを回るようにして、間合いを探るミノワマン。ソクジュはそこに強烈な右ロー!
ミノワマンはそれをキャッチしてテイクダウンを狙うが、ソクジュは倒れない。一度、グラウンドに引き込んだミノワマンはすぐに立ち上がる。ソクジュは左フックから右ローの対角線コンビネーション。
ミノワマンは片足タックルから足関節! ソクジュは立ち上がってそれをディフェンスし、タックルに入るミノワマンにパンチを落とす。再び引き込むミノワマン。ソクジュは立ち際に首相撲からヒザ蹴り! これをくらったミノワマンは自らガードに引き込む。マウントからバックとポジションを取るソクジュ。
2R、1R序盤と同じように互いに距離を探る両者。右ストレートから前に出て行くミノワマンに対してソクジュも右アッパー。ミノワマンは右ストレートからタックルに入り、そこから引き込んで足関節。
しかしソクジュもそれにすぐ反応して強烈なパウンド。ミノワマンは下からタックルに入るが、ソクジュをテイクダウンできずに引き込む。ミノワマンはハーフガードからソクジュの足を担ぐようにしてスイープを狙うが、ソクジュはしっかりとミノワマンを抑え込む。
ラウンド終盤、ミノワマンはソクジュの右足に膝十字! しかし極まりは浅いようで、ソクジュはそのままラウンド終了のゴングを聞く。
3R、ここもなかなか手数が出ず、膠着状態が続く両者。レフェリーから両者にイエローカードが提示され、観客からはブーイングも起こる。それでも試合に展開は生まれず、レフェリーは両者に2枚目のイエローカード。ブーイングがより一層、大きくなる。ここでようやくソクジュがバックキック。
それでも手数が増えない両者だったが、ミノワマンが意を決したように右ストレートで突進! ソクジュもそこに右アッパーを合わせようとするが、ミノワマンが右ストレートから左フック!
この左フックがソクジュの顔面を打ち抜いて、ソクジュがダウン! レフェリーがすぐに両者の間に割って入り、ミノワマンが衝撃的なKO勝利を収めた。
▼第2試合 K-1甲子園62kg級FINAL準決勝 K-1甲子園ルール 2分3R
○嶋田翔太(主催者推薦/昨年第3位/私立西武台高校/3年)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●石田勝希(主催者推薦/2009年全日本新空手道選手権大会軽中量級優勝/初芝立命高等学校/2年)
※嶋田が決勝戦に進出
今年が最後のK-1甲子園となる嶋田。前日会見では「最後なので優勝したい」と意気込みを語る。一方の石田は野いりと並び今大会の台風の目として、前評判通りの強さを見せ付けた。
1R、飛び跳ねるようなステップで距離を取る嶋田。ここからインロー、左ミドルを蹴り、右ストレートで飛び込む。石田はそれを受けて、すぐに右ストレート。嶋田は足を使って距離を取り、左ミドルで石田に距離を詰めさせない。左フックから飛び込んでパンチをまとめる嶋田。
石田もすぐにパンチを返してミドルまでつなげるが、嶋田は近い距離でヒザ蹴り、バックキックも見せる。
2R、インローを蹴る嶋田に石田は右ストレートを合わせる。嶋田はすぐに態勢を立て直して左ミドルを蹴り返す。石田は距離を取る嶋田に左フック→右ストレートで思い切り飛び込む。嶋田は左ミドル、左のヒザ蹴り。しかしそこに石田が右ストレート。ミドルで距離を取る嶋田に対して、パンチで飛び込む石田。このラウンドも一進一退の攻防が続いた。
3R、前蹴りと左ミドルで距離を取る嶋田。石田は右ストレートからパンチで飛び込む。アグレッシブにパンチで攻める石田に、ミドルとローを当てる嶋田。しかし石田が左フックから右ストレートを当てる。下がりながら左ミドルと左のヒザ蹴りを出す嶋田。石田は果敢に右ストレートで飛び込むが、嶋田は蹴りで距離を詰めさせない。
判定は2-0で嶋田。嶋田が石田を振りきり、決勝進出を決めた。
▼第1試合 K-1甲子園62kg級FINAL準決勝 K-1甲子園ルール 2分3R
○野杁正明(主催者推薦/至学館高等学校/1年)
判定3-0 ※30-29、29-28、30-28
●HIROYA(主催者推薦/2008年優勝/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/2年)
※野杁が決勝戦に進出
昨年のK-1甲子園覇者のHIROYAが連覇を目指して準決勝に登場。対する野杁は怪物高校1年生として驚異的な強さを見せて、ここまで勝ち進んだ。
1R、インローを蹴って前に出る野杁。HIROYAはジャブを突いてワンツーを返す。野杁がワンツーから左フック、そこにHIROYAは左フックを返す。前に出るHIROYAに対し、下がりながら右ローを蹴るHIROYA。野杁は前蹴りとインローで距離を作る。お互いにミドルを蹴り合い、HIROYAの左ボディに野いりは左フック。
そして野杁はワンツー、右アッパー、左のヒザ蹴り! これがHIROYAの顔面を捉え、HIROYAがマットに膝を突く! すぐに立ち上がり、ダウンは免れたHIROYAだったが、後半は右ストレーで前に出る。
2R、右ミドルを蹴るHIROYA。インローから左ミドルにつなげる。野杁はそこに右ストレート、HIROYAのジャブに体をもぐらせてアッパーからフックを返す。HIROYAは左手で野杁をプッシュして、左ミドルにつなげる。野杁は左のテンカオで前進。
HIROYAはそれを押し返して左ミドル。野杁はHIROYAのパンチをしっかりとブロックして右ストレート。左フックから距離を詰めてワンツーを打つ。左ミドル、右アッパーから左フックの野杁。HIROYAも下がりながら右ストレートを返す。
3R、ワンツーから左フックで前に出るHIROYA。しかし野杁はHIROYAをロープまで詰めてパンチの連打、そして左ヒザ蹴り! 1Rに続き、これでバランスをHIROYAだったが、何とか持ちこたえてダウンは許さない。
厳しい展開が続くHIROYAは右フックを当てて前進! 野杁のパンチをブロックして右ボディストレートを打つHIROYA。野杁は前蹴りで距離を取ろうとするが、HIROYAは左ボディを突き刺す。野杁は距離を潰してヒザ蹴り。拍子木が鳴るとHIROYAが右フックから前に出る。
判定は3-0で野杁。怪物高校1年生が昨年の王者HIROYAを撃破した!
▼オープニングファイト K-1甲子園リザーブファイト K-1甲子園ルール 2分3R
○藤鬥嘩裟(関東地区Aブロック優勝/元J-NETWORKフライ級王者/勇志国際高等学校/2年)
判定2-0
●日下部竜也(主催者推薦/2008年第3位/愛知県立豊田高校/2年)
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