【ライズ】新人王トーナメント決勝進出者が決定!極真軽量級王者・藤田は白星デビュー
▲左の蹴りを上中下に打ち分けて連打する山元(左)
▼第4試合 RISING ROOKIES CUPフェザー級(-57.5kg)準決勝 3分3R
○山元幸也(アカデミア・アーザ水道橋)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-29
●仲嶺眞王(アルファ)
※山元が9・23ディファ有明での決勝戦に進出。
1回戦では面白いように左の蹴りを当て続けて試合を支配し、判定勝ちした23歳の山元。対する27歳の仲嶺は1回戦で延長までもつれこむ接戦を判定で制した。両者ともサウスポー。
1R、山元は左の蹴りをロー、ミドル、ハイと蹴り分けての連打で仲嶺を近寄らせない。パンチを出してもすぐに蹴りをフォローし、攻撃が途切れずほぼ一方的に攻めて初回を終えた。
2Rも左ミドルと前蹴りで仲嶺を近づけさせない山元。前足払いで転倒させ、左ストレートから左ハイ、すぐに左ストレートから飛びヒザ蹴りと攻撃が途切れる ことなく続いていく。パンチで終わらず、蹴りで終わらず流れるような攻撃に、仲嶺は自分の攻撃を出す間を与えてもらえない。
3R、仲嶺がようやくパンチで前に出たが、山元のバックステップと前蹴り&左ミドルで阻まれ有効打を奪えない。山元 は最終Rになっても蹴りのスピードや数が衰えることなく、ロー、ミドル、ハイと左を蹴り分けて蹴り続け、左ストレートも突き刺して判定勝ち。決勝戦へ進出 した。
▲野尻(左)はこれで5勝(2KO)1敗の戦績に
▼第3試合 ヘビー級 3分3R
○野尻和樹(RANGER品川)
KO 1R2分25秒 ※3ノックダウン
●島虎(フリー)
4月のRISING ROOKIES CUPヘビー級1回戦で福田雄平に勝利し、決勝戦進出を決めている野尻が、RISE初出場となる42歳の島虎と対戦。両者ともに相撲界出身であり、体重は 120kgを誇る。激しいぶつかり合いの一戦となりそうだ。
1R、接近してパンチでラッシュをかけた島虎だったが、すぐにスタミナが失われて野尻のローキックとフックで後退。野尻が左右フックでダウンを奪い、左インローで2度目のダウンを追加。最後はパンチ連打で島虎を仕留めた。
▲藤田(右)が極真空手仕込みの蹴り技でデビュー戦を勝利で飾った
▼第2試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R
○藤田雄也(極真会館/第27回全日本ウェイト制空手道選手権大会軽量級優勝)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●小川裕一(シルバーウルフ)
渡辺理想、清水賢吾、洪太星に続き、極真会館から新たなる選手が参戦! 『2010オープントーナメント第27回全日本ウェイト制空手道選手権大会』軽 量級(65kg以下級)で優勝した愛媛支部所属の藤田がプロデビューを迎える。対戦相手はアマチュア大会の出場経験が豊富で、今回が同じくプロデビュー戦 となる小川。
1R、藤田は左右のローとミドルキックを次から次へと蹴っていく。小川も蹴りを返して相打ちが多く見られる。この蹴 りの相打ちで小川はスネから出血。小川はワンツーを繰り出すが、藤田はパンチをほとんど出さずに蹴りまくる。パンチで前に出る小川に対し、藤田は下がりな がらミドルとローを当てていく。
2R、バックステップで小川のパンチをかわしながら、左右ミドルからの右ローを効かせる藤田。小川は蹴りをかいくぐって飛び込んでのフックで勝負に出るが、藤田が前蹴りで蹴り離す。
3R、ここで藤田が初めてパンチを繰り出し、ショートの距離で打ち合いを挑む。小川も打ち返すが、離れると再び藤田 の蹴りがパンチのように自由自在に繰り出され、小川は勝機をつかむことが出来なかった。蹴りが評価されず判定2-0での僅差となったが、藤田がデビュー戦 を勝利で飾った。
▲アキト(左)は左フックをクリーンヒットさせていった
▼第1試合 ライト級(-63kg) 3分3R
○アキト(HIDE’S KICK)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
●重宗(TSX)
1R終了間際にアキトが右ストレートでダウンを奪い、2Rには左右フックでの打ち合いが展開される。重宗は蹴り中心、アキトはパンチ中心の攻撃。3Rに 重宗が蹴りで盛り返したが、クリンチから離れた直後に左フックをもらい、その後もアキトが左フックで重宗の頭を大きく揺らして判定勝ちした。
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