【シュートボクシング】女子立ち技最強は神村エリカ!ハム・ソヒに逆転勝利
▲ベテランのWINDY智美(右)を破る番狂わせを起こした吉田実代
▼第3試合 Girls S-cup2011トーナメント1回戦第2試合 2分3R延長1R
○吉田実代(池袋BLUE DOG)
判定2-0 ※30-30、30-29、30-29
●WINDY智美(パンクラスism/IKMF東洋女子バンタム級王者)
※吉田が準決勝に進出。
総合格闘技とキックボクシングで50戦を超えるキャリアを持つベテランのWINDY。SBは初参戦だが、総合とキックの両方を経験しているのは強み。対する吉田も総合格闘技で試合をしており、SBでも2戦2勝のキャリアを持つ。
1R、右ローからのパンチをヒットさせていくWINDYに、吉田はひるまずパンチで前に出る。吉田がパンチを出すと左右のローキックを返すWINDY。
面白いようにローが当たり、パンチも繰り出してWINDYが上下で揺さぶる。
2R、吉田の蹴りをキャッチしてのロー、パンチで上に意識を持ってこさせてのロー、そして吉田がパンチを出すとローを返すWINDY。左右のパンチを繰り出してくる吉田に右ストレート、左ロー。しかし、吉田は左右のパンチを繰り出して前進し続け、全く下がらない。
3R、吉田がパンチを出しながら前に出るとWINDYがカウンターの右フック。吉田も負けじと前へ出てパンチを当てていく。ジャブ、右フックをもらうWINDYは吉田の前進に後退。
右フックをもらってもどんどん前へ出て打ち合いに行く吉田。このアグレッシブが評価され、判定は2-0で吉田の勝利! ベテランのWINDYを1回戦で破る番狂わせを起こした。
▲ここでも左フック! 神村エリカ(左)が岡加奈子をKO
▼第2試合 Girls S-cup2011トーナメント1回戦第1試合 2分3R延長1R
○神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者)
TKO 2R31秒 ※2ノックダウン
●岡加奈子(立志會館)
※神村が準決勝に進出。
SB日本レディース王者・高橋藍とのスーパーファイトで出場を予定していた神村だが、高橋の負傷欠場を受けて「RENA選手、高橋選手に女子格闘技界は任せられません」とトーナメント参戦を決意。
この“地上最強の女子高生”ムエタイ世界2冠王を迎え撃つのは、トーナメント出場選手の中で唯一の純正シュートボクサー。現在は4連勝中と波に乗っている。神村は18歳、岡は36歳と年齢が倍の差対決となった。
1R、岡はいきなり首投げを狙うがこれは失敗。神村が左フックを連打していくと、岡は組み付く。神村の左フックにガードを固める岡。神村は左ミドル、首相撲に捕まえてのヒザ蹴り。
2R、開始と同時にラッシュを仕掛ける神村はボディと顔面にパンチを打ち分け、岡をロープに釘付け! 右ストレートでダウンを奪い、続く連打で防戦一方となる岡。神村が滅多打ちにしてレフェリーがストップに入り、幸先のいいスタートを切った。
▲山田よう子(左)の左頬が腫れるほどの強打をぶち込むMIO
▼第1試合 SBレディースマッチ 48.0kg契約 2分2R延長1R
○MIO(及川道場)※デビュー戦
反則 1R1分52秒 ※山田が2度の反則
●山田よう子(PUREBRED/第27回WAF世界アームレスリング選手権王者)
RENAの妹弟子MIOがプロデビュー戦を迎える。 MIOは小学生で道場に入門し、アマチュア選手権のジュニア部門で数々のタイトルを奪取。同門の先輩RENAに憧れプロを目指し、モデルとして芸能活動もこなしながら日々の厳しい練習を重ねる16歳。
対戦相手は第27回WAF世界アームレスリング選手権チャンピオンで、総合格闘家の山田となった。
1R、パンチの連打でロープ際に追い込まれた山田は首投げ、これはシュートポイントにならなかったが、山田はレフェリーの制止をきかずグラウンドで抑え込み続ける。
レフェリーが山田を引き剥がし、レッドカードを提示した。再開後もパンチで追い詰められた山田は投げて寝技で関節技を極めようとするルール無視の反則をおかし、MIOが反則勝ちというほろ苦いデビュー戦を飾った。
MIOは「今日からデビューするMIOです。今日はこんな試合になってしまいましたが、もっともっと練習して次こそは本当に勝つようにします」と悔し泣きしながら語った。
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