2011/11/23（水）UP
（最終更新：2011/11/23 18:37）

ZST事務局
「FIGHTING NETWORK ZST
ZST.30～旗揚げ9周年大会～」
2011年11月23日（水・祝）東京・ディファ有明
開場15：00　本戦開始17：00

▲バックポジションから藤原にパンチを落とすメルヴィン（上）

▼第11試合　リングスルール特別試合　61.2kg以下契約　5分2R
○メルヴィン・ブルーマー（アメリカ/ミネソタ・ミリティア）
判定3－0
●藤原敬典（秋本道場JUNGLEJUNCTION/ZSTバンタム級王者）

　今年はDREAMに出場するものの、2戦2敗と結果が出ていない藤原。アメリカから初参戦となったメルヴィンから勝利を収めることが出来るか？

　1R、サウスポーのメルヴィンはリーチを活かしたパンチとハイキック。藤原がインロー、右の前蹴りをメルヴィンのボディに突き刺す。

　しかしメルヴィンが藤原のローをキャッチするようなタックルでテイクダウンを奪い、そのまま藤原のバックへ。両足をしっかりと組むメルヴィンは藤原の動きを固定してパンチを落とす。メルヴィンの体を前に落とすようにして、グラウンドで上を取った藤原は鉄槌を落とす。

　2R、一気にパンチで前に出て行く藤原。しかし組みの攻防になるとメルヴィンが上手く藤原のバックに回り込む。

　藤原は体を反転させてグラウンドで上のポジションを取るが、お互いに動きが少なくブレイクとなる。再開後、藤原が右フックと右の前蹴り。逆に藤原がタックルでテイクダウンを狙うが、両者の体がロープの外に出てしまう。

　ブレイク後、メルヴィンがパンチから組み付いて藤原をテイクダウン。立ち上がろうとする藤原のボディにヒザ蹴りを入れながら、しつこいタックルで藤原をテイクダウン。

　最後は藤原がグラウンドで上のポジションを取り返したものの、判定は3－0でメルヴィンの勝利！　藤原にとってはホームリングでの手痛い1敗となった。

▲肩固めを狙うなどグラウンドでマーヴィンを攻め込んだ房野（左）

▼第10試合　リングスルール特別試合　61.2kg以下契約　5分2R
○房野哲也（リバーサルジム横浜グランドスラム）
判定3－0
●マーヴィン・ブルーマー（アメリカ/ミネソタ・ミリティア）

　今年はZSTのナンバーシリーズにすべて出場している房野。自身初めてとなる国際戦でどんな試合を見せるか？　対戦相手のマーヴィンは藤原と対戦したメルヴィンの双子の弟。

　1R、強烈な右ストレートと右ローで前に出るマーヴィン。組みの攻防になると、房野のボディにヒザ蹴りを入れる。房野はそのヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪うと、パスガードを狙いながら、細かくマーヴィンの顔面にパンチを落とす。マーヴィンも下から足関節を仕掛けていくが、房野がしっかりとグラウンドで上のポジションをキープして攻める。

　2R、房野が右ストレートからのタックルでマーヴィンをテイクダウン。マーヴィンが体を起こしたところにフロントチョークを狙い、そのままグラウンドで上のポジションを取る。

　マーヴィンはブリッジを使って、房野の体をひっくり返し、房野のバックに回り込もうとするが、房野も体を反転させてグラウンドで上のポジションを取る。ここから房野はポジションを取りながらパンチを落とし、マウントポジションから腕十字、肩固め！　これは極まらなかったものの、常に有利なポジションで試合を進めた房野がマーヴィンを下した。

▲清水（左）が腕十字を極めて武井のリベンジを退けた

▼第9試合　リングスルール特別試合　65.0kg以下契約　5分2R
○清水俊裕（総合格闘技宇留野道場）
一本　1R2分13秒　※腕ひしぎ十字固め
●武井勇輝（HIT/リングス）

　昨年10月のアウトサイダーで対戦している両者。この時は清水がチョークスリーパーで一本勝ちを収めており、武井にとってはリベンジマッチとなる。

　1R、清水がすぐに武井に組み付いてテイクダウンを奪う。清水は武井のバックについて腕十字を狙うが、武井も上手くそれをディフェンスして立ち上がる。

　試合がスタンドに戻ると、清水がタイミングを測りながら武井に組み付いてテイクダウン。武井の足を超えながら、武井のバックに回り込むと、再び腕十字！

　今度はガッチリと入り、清水が武井からタップを奪い、武井のリベンジを退けた。試合後、マイクを持った清水は「来年はリングスが活動再開するということで（リングサイドの前田日明に）よろしくお願いします！　これからもライダーは強くなっていくから、みんなよろしく頼むぞ！」と雄たけびをあげた。

▲スタンドの打撃でペースを掴んだ倉岡（右）が清水を下す

▼第6試合　初代フェザー級王者決定トーナメント準決勝　5分2R
○倉岡幸平（蒼天塾）
判定
●清水俊一（総合格闘技宇留野道場）

　トーナメントの優勝候補と目されている清水。準決勝の相手は過去に2度の対戦経験がある倉岡となった。「倉岡選手とは過去に対戦経験がある選手ですが、お互いにもう別の選手だと思います」という清水に対し、倉岡は「僕は清水戦のことだけを考えています。清水選手に勝てば、それで勢いに乗って優勝できると思っています」と語っている。

　1R、サウスポーの倉岡は左インローと左ミドル。清水は細かくパンチのフェイントを入れてタックルでテイクダウンを奪いフロントチョークを狙うが、倉岡もすぐに頭を抜いてディフェンスする。

　試合がスタンドに戻ると倉岡がインローを蹴りながら前に出て右アッパーと右フック！　倉岡のインローがローブローとなり試合が一時中断となる。再開後、清水も右ストレートと右ミドルで前進！　ここで倉岡の蹴りが再びローブローとなってしまい、倉岡にはイエローカードが提示される。

　2R、右ミドルと右ストレートで前に出る清水。タックルでテイクダウンを狙うが、倉岡は倒れない。清水は自ら寝技に引き込みながらチョークを狙うが、倉岡はそれをディフェンスして肩固め。

　これが極まらないと見るや、立ち上がってスタンドを要求する。左ストレートと右フックを当てる倉岡。清水は右ミドル、右のヒザ蹴り、右のボディブローで倉岡のボディを狙う。ここで倉岡が右手を伸ばした際、指が偶発的に清水の左目に入ってしまい、倉岡には2枚目のイエローカードが提示される。

　再開後、清水が前蹴りと右ストレート。倉岡も右フック、左ストレートで前に出る。清水がタックルに入ると、倉岡はそこにアームロック。

　最後は清水がグラウンドで上のポジションを取り、腕十字を狙ったところで試合終了となった。判定はスタンドの打撃で有効打が多かった倉岡の勝利！　倉岡が優勝候補・清水を下す波乱を起こした。

▲アームロックを狙う奥出（上）が伊藤を判定で下した

▼第5試合　初代フェザー級王者決定トーナメント準決勝　5分2R
○奥出雅之（ゴールドジムサウス東京）
判定
●伊藤健一（ALLIANCE）

　伊藤と奥出はタッグマッチを合わせると4度の対戦経験があり、ワンマッチでは伊藤が2戦2勝と奥出に勝ち越している。対戦カード発表会見ではそれぞれ「お互いに手の内も分かっています。2人でThis is ZSTというくらい良い試合が出来ると思うので楽しみにしていてください」（伊藤）、「今回はしっかり勝って一番になって、いい思い出を作り、いい年にしたいと思います」（奥出）と意気込みを語っている。

　1R、伊藤が右のパンチで前進。グラウンドで下のポジションになった奥出はアームロックを狙いながら上のポジションを取り返し、立ち上がる伊藤にハイキックを蹴る。試合がスタンドに戻ると右のパンチを中心に攻める伊藤。