2012/05/20（日）UP
（最終更新：2012/05/20 19:58）

▲立嶋（右）が右ストレートで猛攻を仕掛け、ホープを撃退した

▼第5試合　WPMF日本フェザー級　3分5R
○立嶋篤史（ASSHI-PROJECT/同級10位）
TKO　5R1分47秒　※ヒザ蹴り
●津橋雅祥（エスジム）

“キック界のカリスマ””立嶋に3戦3勝3KOのルーキー・津橋が挑む。立嶋が74戦を誇るキャリアで津橋をねじ伏せ、津橋のKO記録を止めるか？　それとも津橋がKO記録を4に伸ばすのか？

　1R、上下に蹴りを振ってアッパー＆フックにつなげる津橋。手があまり出ない立嶋だが、右ミドルをヒットさせ、津橋の蹴りを空振りさせてのロー。

　2R、立嶋は津橋の蹴りをキャッチしてはマットに転がして、顔面へ威嚇の蹴りを放つ。その後は急に首相撲を多用し始め、ヒザ蹴りで津橋の体力を削っていく。津橋は顔面前蹴りを連発して立嶋を近付けさせないようにするが、立嶋はかまわず突進して組み付き、津橋を転がす。

　3Rになると立嶋が組んでのヒジ＆ヒザ、そして右ボディブローで猛攻を仕掛ける！　首相撲＆ヒザ蹴りで体力を消耗させられたか、津橋はかなり苦しそう。立嶋は首相撲からのヒザ蹴り、そして垂直ヒジ落としでダウンを奪う！

　その後もヒジ＆ヒザで攻めまくる立嶋に場内からは攻撃に合わせて「オーイ！」の大合唱。津橋もヒジ、パンチを打ちに行くが、立嶋に組まれてしまう。

　4R、津橋のヒジで右目の下をカットし、流血した立嶋。津橋もヒジ＆ヒザで逆襲を仕掛けるが、立嶋は今度は右ストレート。津橋のヒジをモロにもらう立嶋だが、前へ出てヒジ＆ヒザで攻め、右ストレートで津橋を吹っ飛ばす。蹴りでコカされた津橋は立ち上がるスピードが遅くなり、ラウンド終了間際には立嶋が右ストレートでダウンを奪う！

　5Rも立嶋の猛攻は止まらない。右ストレートでガンガン前へ出て、ボディにもパンチをめり込ませ、首相撲からのヒザ蹴り。顔面へのヒザ蹴りでスタンディングダウンを追加し、最後は右ボディストレートからヒザ蹴りをボディへグサリ！　津橋がついに倒れ、立嶋のTKO勝ちとなった。

　劇的勝利を収めた立嶋はマイクを持つと、「みんなは明日頑張れよ」と応援団にメッセージを送った。

▲右フックを強打した飯田（右）だが、ドローに終わった

▼第4試合　WPMF日本女子ミニフライ級　2分3R
△飯田なお（新宿レフティージム/ITFテコンドー全日本2007、2008、2009年王者）
ドロー　判定1-0　※30-29、29-29、29-29
△三堀”SMILE”美弥子（Y’ZD GYM/アジア太平洋キックボクシング連盟）

　飯田は今年1月22日の『REBELS.10』で、Little Tiger（F・TEAM TIGER）が持つWPMF女子アトム級タイトルマッチに挑むも、判定負けでタイトル獲得ならず。今回が再起戦となる。対するは、4月1日の『J-Girls』でJ-Girlsフライ級ニューヒロイントーナメント準優勝となった、三堀。“闘うママさんキックボクサー”というキャッチフレーズで、J-Girlsに定期参戦している。