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【Krush】山崎秀晃が大金星!63kg級王座を日本に取り戻す

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2013/03/20(水)UP

▲鈴木雄三(左)をパンチで圧倒した武尊(右)

▼ダブルセミファイナル(第9試合) Krush -58kg級初代王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○武尊(たける/チームドラゴン)
判定3-0 ※三者とも30-28
●鈴木雄三(極真会館/全日本ウェイト制四連覇&2009全世界ウェイト制軽量級優勝)
※武尊が決勝戦へ進出。

 極真会館の全日本ウェイト制四連覇&2009全世界ウェイト制軽量級優勝という実績を持つ鈴木は、2010年10月31日にKrushでプロデビューし、現在6勝(3KO)2敗1分の戦績。当初は-60kg級で試合をしていたが、昨年11月10日から-58kg級に転向し、現在2連続KO勝利を収めている。武尊は9勝のうち7試合でKO勝ちのハードパンチャーで、デビュー当初から注目を集めているファイターだ。

 1R、武尊はジャブを突きながら左インローを多用する。鈴木は大きなフックを狙うが空振り。武尊がボディへの蹴りをフェイントしてパンチを入れる。鈴木はガードを高く上げてのロー、胴廻し回転蹴り、ヒザ蹴り。

 2R、武尊は前蹴りとインローを連発し、鈴木が打ってくると笑顔で左右フックを返す。鈴木のお株を奪うような後ろ蹴りも放つ。

 鈴木は左右フックとヒザ蹴りで前進するが、武尊の右フックをもらって体が泳いでしまう。武尊は笑顔を浮かべながらパンチとヒザ蹴りで前進、鈴木も左フックを返すが、武尊の手数と勢いに押される。武尊の右フックが連続ヒット。

 3R、鈴木は左右フックで前進して右ローを蹴るが、武尊はフック、アッパー、ヒザ蹴りで押し返す。武尊はさらに胴廻し回転蹴り。

 武尊がヒザ蹴りとボディブローで鈴木を追い回し、パンチ連打で追い込んでいく。防戦一方となる鈴木! 圧倒的な手数と勢いで武尊が最後まで攻めまくり、判定勝ちした。


 

▲チームドラゴンの新鋭・林将多(左)からKO勝利した“狂拳”竹内裕二(右)

▼第8試合 -61kg契約 3分3R延長1R
○“狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界スーパー・フェザー級王者、MA日本スーパー・フェザー級王者)
KO 1R1分48秒 ※左フック
●林 将多(チームドラゴン)

 Krushで数々のKO劇を演出してきた竹内が、今回対戦する林は昨年4試合のうち3試合で1RKO勝ちしているハードパンチャー。強打者対決だけにKO決着の期待が高まる。

 1R、サウスポーの林は強い左インローから、竹内がパンチを出してくると打ち返しながら前に出る。林の連打に右フックを返す竹内。これを合図に両者が足を止めて打ち合い、竹内が左フックでダウンを奪う。

 立ち上がった林はさらに打ち合いを挑むが、至近距離で竹内の右フックがヒット! 林が再びダウンし、レフェリーは即座にストップ。竹内が秒殺KO勝ちを飾った。

 竹内はマイクを持つと、「お疲れ! パンチが上手いヤツとか速いヤツとかいろいろいるけれど、俺のパンチが一番重てぇ!」と勝ち誇った。


 

▲中島弘貴(左)をKOした山内佑太郎(右)

▼第7試合 Krush-70kg Fight 3分3R延長1R
○山内佑太郎(HALEO TOP TEAM/初代全日本スーパーウェルター級王者、第21代全日本ウェルター級王者、初代WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者)
KO 2R1分10秒 ※右フック
●中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX 2010日本トーナメント準優勝)

 中島と山内は2009年9月22日の『Krush.4』で対戦経験があり、この時は中島が判定勝ちしている。約4年ぶりの再戦を制すのはどっちだ?

 1R、ローの蹴り合いからお互いに至近距離でパンチのコンビネーションを出し合う。中島がヒザ蹴りからコーナーへ詰めてのパンチ。山内は右ローを狙って蹴るが、中島の身体の圧力に押されてロープ際においやられる。

 しかし、山内の右ロングフックがカウンターでヒットし、中島はダウン! 立ち上がった中島は守りに入ることなくパンチとローでラッシュを仕掛け、このラウンドをしのいだ。

 2Rが始まると中島がパンチで一気に前へ出る。山内の右フックが再び中島を捉え、焦りが見える中島。パンチで詰めていく中島に山内は右ローを連打し、またも右フック! 中島がヒザを着き、レフェリーはダウンをコール。

 中島のダメージを見てレフェリーが試合をストップした。山内は「Krush後楽園大会にはごぶさたで存在感をなくしていましたが、超満員の後楽園で勝てて凄く嬉しいです。おっさんですけれど、頑張るんで応援よろしくお願いします」とマイクアピール。盟友の元総合格闘家・三崎和雄と記念撮影に応じた。


 

▲左フックで卜部攻也(左)からダウンを奪った大沢文也(右)だが…

▼第6試合 Krush-60kg Fight 3分3R延長1R
○大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/2009年RISING ROOKIES CUP 60kg級優勝)
反則 1R1分24秒
●卜部功也(チームドラゴン/Krush YOUTH GP 2012 -63kg級王者)

 卜部と大沢は2009年12月4日の『Krush-EX』で対戦し、この時は卜部が3R1分24秒、飛びヒザ蹴りでKO勝ちしている。卜部の返り討ちか、大沢のリベンジか?

 1R、前蹴りで先に仕掛けたのは大沢。サウスポーの卜部が前に出るタイミングに合わせて、大沢が左フックでいきなりダウンを奪う。大沢は左ボディを狙い撃ちにし、卜部は左ミドル。

 しかし、両者クリンチになり、レフェリーが「離して」と注意した直後に卜部が右フック! これで大沢がダウンしてしまう。

 レフェリーのブレイク後の攻撃だったとして、大きなダメージがあったため卜部には減点2が与えられる。大沢にはしばらく休憩が与えられたが、ダメージが回復せず、ドクターから試合続行不可能との判断が下され、大沢の反則勝ちとなった。

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