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【グローリー】-65kg世界大会は久保が野杁を破り優勝

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2013/05/03(金)UP

 


▼第10試合 -65kg SLAM 準決勝 3分3R
○久保優太(Fighting Kairos/K-1 WORLD MAX 2011 -63kg日本トーナメント王者、Krush-67kg初代王者、ISKA世界ライトウェルター級王者)
判定 ※145-140
●ガブリエル・バルガ(カナダ/WKN&WKFプロ世界王者)
※久保が決勝戦へ進出。

 1回戦で韓国の英雄イム・チビンをKOで破った久保と、1回戦で日本でもお馴染みの強豪アブデラ・エズビリから番狂わせの勝利を奪ったバルガが準決勝で対戦。

 1R、久保が前に出て左ミドル、ガードを高く上げるバルガのボディを叩く。久保が左ミドルからの左ストレート、バルガは久保がボディを狙ってくるところへ左右フック。

 バルガは左右ローを蹴ってくるが、久保は前に出てパンチをボディに突き刺していく。

 久保が飛び込んでのワンツーをヒットさせ、バルガをダウンさせるが、レフェリーは認めず。バルガが立ち上がると久保はラッシュをかける。オープンスコアはジャッジ5名とも10-9で久保。

 2R、バルガは右ミドルから右ハイキック、久保は左フックと右ストレート。バルガはガードを固めて守りに入り、久保がガードの上からパンチを打つ展開が続く。

 バルガもパンチを受けたところで左右フックを打ち返す。ジャッジ2名が10-9で久保、3名が10-9でバルガと割れた。

 3R、息を吹き返したバルガは右ローと左右フック、右ストレート。久保が近付くところに蹴りを合わせて来る。久保の左ミドルに対し、バルガは右ハイ。

 久保は右フックでカウンターを奪い、左ミドルを蹴って行くが、バルガはガードを固めて久保の打ち終わりを狙ってくる。

 判定は5-0でダウンを奪った久保が勝利。これにより、決勝戦は日本人同士で行なわれることになった。久保は勝利者インタビューを受け、「強敵でした。ここは日本だから日本人同士で決勝戦をやって、僕がチャンピオンになります」と、野杁に負けじと優勝宣言を行なった。



▼第9試合 -65kg SLAM 準決勝 3分3R
○野杁正明(OISHI Gym/Road TO GLORY JAPAN -65kg Slam優勝)
判定 ※144-141
●モサブ・アムラーニ(モロッコ/オランダ/2009年WMC -63kg世界フェザー級王者)
※野杁が決勝戦へ進出。

 1回戦でイギリスの古豪リアム・ハリソンにTKO勝ちした野杁と、マーカス・ビニシウスに判定勝ちしたアムラーニが準決勝で対戦。アムラーニはグローリーの世界ランキングで1位にランクされている今大会の優勝候補だ。

 1R、野杁はガードを固めて右ロー、右ハイキック。アムラーニはガードの上からでもお構いなしにパンチを叩きつけて来る。

 野杁の左ミドルにアムラーニは左右のフック。アムラーニは潜り込むようにしてアッパー、そしてフックへとつなぐ。

 野杁はムエタイガードでアムラーニのパンチをブロックし、右ストレートを返す。野杁がアムラーニをコーナーへ追い詰め、ヒザ蹴りを突き刺して左右の連打。野杁優勢に見えたが、オープンスコアは4名が10-9でアムラーニ、1名が10-9で野杁。

 2R、アムラーニは飛びヒザ蹴りから左右フック、ボディも叩く。野杁はガードしながら右ローをアムラーニの左足に集中砲火。アムラーニは前蹴りからヒザ蹴りにいくが、逆に野杁がヒザ蹴りで転倒させる。さらに左フック、右ストレート。バックブローから左ハイキック。アムラーニはアッパーと組んでのヒザ蹴り。さらに右ローを連発していく。野杁のアッパーにアムラーニもアッパーで応戦。ジャッジ2名が10-9でアムラーニ、3名が10-9で野杁。

 3R、野杁が右ローの集中打、さらにパンチを繰り出す。アムラーニはボディを打ち返すが、すぐに野杁が左ロー。左右ローと左右フック、アムラーニのパンチはしっかりガードしてボディを攻める野杁。アムラーニはバックブローを放つ。

 野杁はガードを固めての右ロー、アムラーニはローを蹴られても構わずパンチと飛びヒザ蹴り。野杁が左右フック、組んでのヒザ蹴りでアムラーニを圧倒する。

 野杁はジャンプしての廻し蹴りも繰り出す。残り10秒で野杁がバックブローをクリーンヒットさせ、アムラーニは腰を落とす! 野杁が判定勝ちで、優勝候補アムラーニを破る大金星を獲得した。

「ビッグアップセット!」(大番狂わせ)と叫んだリングアナウンサーが野杁にインタビューすると、野杁は「素直に嬉しい。でもまだ試合が残っているので気を緩めずに優勝します」と優勝宣言した。



▼第8試合 スーパーファイト ヘビー級 3分3R
○ジェロム・レ・バンナ(フランス/チャクリキ)
判定 ※150-135
●KOICHI(バンゲリングベイ道場)

 両者は昨年の大みそかに開催された『DREAM.18&GLORY 4~大晦日SPECIAL 2012~』でも対戦。この時はバンナが3RでKO勝ちしている。

 1R、両者ともジャブを出すが距離は遠い。ジリジリと間合いを詰めるのはバンナ。KOICHIはバンナのパンチに右ミドルを合わせていく。バンナは蹴りからパンチにつなげ、KOICHIが入ってくるとワンツー。

 残り10秒でバンナがパンチをまとめ打ちして、KOICHIはヒザ蹴りで応戦する。オープンスコアはジャッジ5名ともバンナの10-9。

 2R、近寄ってくるバンナにKOICHIは左ローと右ミドル。バンナは右フックから左ミドル。バンナの左ストレートにKOICHIは右ハイキックを合わせたが、これは不発。近寄るバンナに左右ロー、右ミドルを蹴るKOICHI。バンナも蹴りからパンチにつなげ、KOICHIがパンチを出してくると左フックで迎え撃つ。

 バンナのパンチラッシュでKOICHIはロープ際とコーナーへ追い込まれる。右フックをもらってフラフラになり、バンナがパンチで追い込む。このラウンドも5名のジャッジは10-9でバンナを支持。

 3R、KOICHIの右ストレートにすぐ左ストレートを返すバンナ。KOICHIは左ローを蹴って行くが、右ミドルとパンチにはバンナにパンチを合わせられる。

 しかし、KOICHIの右フックでバンナが後退! 場内からどよめきが起こるが、バンナはすぐに体勢を立て直して右ローとワンツー、左フック。

 バンナの左ミドルに下がるKOICHI。バンナはKOICHIを押して突き放し、ワンツーと右ロー。残り10秒でKOICHIがパンチで前に出たが、バンナが判定勝利を収めた。


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