【MAT】女子高生ムエタイ世界王者・伊藤紗弥がKO勝ち
▼第13試合 トリプルメインイベント第1試合 MATムエタイルール 67kg契約 3分3R延長1R
○健太(E.S.G/元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、29-28
●為房厚志(RKS二刃会/MA日本ウェルター級王者)
※この試合の速報動画(3Rのみノーカット)はこちら
1R、サウスポーの為房が右ローを蹴ってくれば、健太は左ジャブから右ハイを繰り出す。為房は左右のロー、左ボディストレートと攻撃を散らす。さらに左ストレート、左右フックを当てる為房が、健太の蹴り足をキャッチして転倒させ、ラウンドを終えた。
2R、細かく右ジャブを出す為房。健太の右ハイには右フックを合わせ、首相撲でもコカす。健太の右ハイをブロックすると、左ストレートを当てる。下がり始めた健太だが、為房が出て来たところに右ヒジのカウンター。為房の顔面をカットし、ドクターチェック後には右ハイもクリーンヒットさせる。
3R、パンチとミドルの交換から、健太をロープに詰めて為房が左ヒジ。それをブロックした健太が首相撲に捕らえ、ヒザを打ち込んでいく。離れれば左フック、右ストレートをヒットさせる健太。為房の左ボディをものともせず、ロープに押し込み組んでのヒザを入れていった。
押される場面もあった健太だったが、2Rのヒジでのカットで形勢逆転、判定勝ちを収めた。
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▼第12試合 セミファイナル WBKF世界女子フライ級王座決定戦 3分3R延長1R
○松田玲奈(y-park/J-GIRLS&蹴拳女子フライ級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ロレーナ・クライン(オランダ/Team Souwer/Girls S-cup2012世界トーナメント3位)
※松田が王座に就く。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
松田が念願の世界タイトルマッチに臨んだ。対戦相手はシュートボクシングで、当時女子キックボクシング界の女王に君臨していた神村エリカを破り、RENAとも激闘を繰り広げて一躍脚光を浴びたロレーナ。
しかし、ロレーナは前日計量で0.9kgオーバーしたため、減点1とグローブハンデ(松田は6オンス、ロレーナは8オンス)が課せられた。また、松田が勝った時のみ新王者となり、ロレーナが勝った場合は無効試合となる措置が下された。
1R、松田はローと前蹴りから左右フック。ロレーナは組んでのヒザを狙う。ロレーナが反則となる組んでからのヒザ攻撃を2回繰り出したため減点1。ロレーナは前方空中回転しての派手な蹴りを見せる。
2R、ジャブで前に出る松田。ロレーナはロープを背もたれにして攻撃し、注意を受ける。
松田が左ジャブ、左フックからローへつなげるのに対し、ロレーナは右フックと左ボディストレート。松田も距離を詰めてからボディブロー、離れては右後ろ廻し蹴りをアゴにヒットさせる。ロレーナは組んでからのヒザ蹴りで応戦。
3R、パンチで攻める松田は相手を突き放し、右バックスピンキックを繰り出すも当たらず。対するロレーナも胴回し回転蹴りを放つが松田はディフェンスする。松田の右ストレートをかわしたロレーナは組んでのヒザ。
判定は3-0で松田が勝利。世界王座のベルトを巻いた松田は、「世界タイトルマッチで最高の選手と対戦が出来て嬉しい。ロレーナはとても強かったです。機会があればもう一度、正々堂々と減点なしで戦いたいと思います」と、完全決着戦をしたいと語った。
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