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【RISE】那須川がダウンを2度奪い圧勝、3月は二連戦に挑む

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2016/01/31(日)UP

 

ボディに吉本(右)のヒザが突き刺さる。ザカリア(左)を破る大番狂わせとなった

▼第6試合 吉本光志Final Match -65kg契約 3分3R延長1R
○吉本光志(1-siam gym/初代RISEスーパーライト級王者)
TKO 3R1分58秒 ※レフェリーストップ
●ザカリア・ゾウガリー(オランダ/Melvin F&F/S-cup-65kg世界トーナメント2014準優勝)

 今大会で15年におよぶ格闘生活にピリオドを打つ吉本は、引退試合の相手に日本で猛威を奮うザカリアを指名。

 ザカリアは“第2のアンディ・サワー”の呼び声も高い現在最注目の外国人選手だ。

 1R、ザカリアが右ストレート、左右フック、ボディブローと上下に打ち分けるパンチで吉本を圧倒。吉本は前半ほとんど手が出ず、防御に徹したが、後半は得意のヒザ蹴りをボディに突き刺す。さらにパンチで追い詰めての左ミドルもヒットさせた。

 2R、吉本の右ローにザカリアが下がる。パンチで前に出る吉本の右ミドルを嫌がるザカリア。完全に失速したザカリアへ吉本がどんどん手数を出して攻め、コーナーへ詰めての左ヒザ蹴り2連発。

 これでザカリアが完全に止まってしまい、レフェリーがダウンを宣告。するとザカリアはボディのダメージに耐え切れず嘔吐してしまい、レフェリーが試合をストップ。引退試合で吉本がザカリアをTKOで破るという大番狂わせを演じ、場内は大歓声に包まれた。

「辞めるのを辞めろ!」と場内から多くの声が飛ぶ中、吉本は引退の挨拶。ファンや関係者、両親、そして妻にお礼を述べ、今後は指導者としてキックボクシングに携わっていくと語り、「夢が男を大きくする。これからも格闘技をよろしくお願いします!」とメッセージ。10カウントゴングを聞き、大きな拍手と吉本コールが起こる中、リングから去っていった。

photo/RISE OFFICIAL 


 

小宮山(右)はヤクビのボディを蹴りで狙い、延長戦でダウンを奪って復活勝利

▼第5試合 スーパーフェザー級 3分3R延長1R
○小宮山工介(北斗会館/BLADE FC JAPAN CUP 2014 -61kgトーナメント優勝)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-8
●マンサワー・ヤクビ(オランダ/MIKE’S GYM/WMTA-60kg級&-63.5kg級王者)
※本戦は29-30(ヤクビ)、29-29、29-29

 2014年12月29日の『BLADE.1』以来、怪我から約1年1カ月ぶりに復帰する小宮山。復帰戦にしてWMTA二階級王者ヤクビと対戦した。

 1Rが始まると同時に小宮山はジャンプしての二段蹴りを繰り出す。左右に構えをスイッチしながらロー、前蹴りを出す小宮山にヤクビはなかなか近寄ることが出来ない。

 2Rになるとヤクビが強引に間合いを詰めてフックを打つが、小宮山はかわす。しかし、組み付いてしまうためイエローカードが提示される。鋭い前蹴りをボディに突き刺す小宮山だが、前に出てくるヤクビに組み付いてしまう場面が目立つ。

 そして3R、小宮山がホールディングでレッドカード(減点1)。ヤクビにもイエローカードが提示されたが、小宮山はピンチに追い込まれた。左右フックを思い切り振り回してくるヤクビに小宮山はつま先で突き刺すような前蹴りをボディに連打し、ヤクビの動きを止める。

 判定はドローとなり、延長戦へ突入。小宮山の前蹴りが突き刺さるが、ヤクビの右フックをもらう。すると小宮山も打ち合いに応じ、左三日月蹴りをグサリと突き刺すとヤクビは下がる。ヤクビが組んできたところへ小宮山がヒザ蹴りを2連打。これでダウンを奪い、最後は胴廻し回転蹴りを繰り出して場内を沸かせ、判定勝ちで復帰戦を終えた。

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