【UFC】川尻3連勝ならず、8位バミューデスに敗れる
▼ウェルター級 5分5R
○ドナルド・セラーニ(アメリカ/UFCライト級5位)
一本 1R 2分33秒 ※三角絞め
●アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)
メインイベントは、昨年12月に行われたライト級タイトルマッチで王者ハファエル・ドス・アンジョスに敗れ、ライト級からウェルター級に転向したセラーニが、同じくライト級から今回ウェルター級に転向したオリベイラと対戦する。共にニックネームが「カウボーイ」の2人による、ウェルター級転向後初の対戦。
1R、場内に「USA」コールが木霊する中、オリヴェイラがセラーニをケージ(リングを囲む金網)に押し込む。離れるとオリヴェイラは長い手足からパンチ、キックを繰り出すが、セラーニがタックルでテイクダウンを奪う。
サイドポジションから巧みにマウントポジションに移行したセラーニは、素早く三角絞めの体勢を作ってあっという間にタップ(ギブアップの意思表示)を奪い、カウボーイ対決を制した。
▼ミドル級 5分3R
○デレック・ブルンソン(アメリカ/UFCミドル級13位)
TKO 1R 2分38秒 ※パウンド→レフェリーストップ
●ホアン・ジュカオン・カルネイロ(アメリカ/UFCミドル級15位)
1R、お互いに思い切ったフックを振り回す中、右フックを空振りしたカルネイロが勢いあまってスリップダウン。すかさずブルンソンが上からパンチを連打し、カルネイロは防戦一方に。しばらく殴り続けたところでレフェリーがストップ。ブルンソンが相手のミスを突いてTKO勝ちした。
▼142ポンド契約 5分3R
○コディー・ガーブラント(アメリカ)
TKO 1R 4分18秒 ※右フック→レフェリーストップ
●アウグスト・メンデス・タンキーニョ(ブラジル)
大声援を受けて登場したガーブラント。メンデスがローを出そうとしたところで前に出ながら左右フックの3連打を打ち、最後の右フックが強烈ヒット。メンデスが倒れるとすぐにガーブラントが上から追撃のパンチ。レフェリーが試合をストップし、ガーブラントは大歓声を浴びながら勝利の雄叫びをあげた。
▼ミドル級 5分3R
○クリス・カモージ(アメリカ)
TKO 1R 26秒 ※左ヒザ蹴り→レフェリーストップ
●ジョー・リッグス(アメリカ)
1R、飛び込んでの右ストレートから左ロー、そして相手の頭を抱えての頭部への左ヒザ蹴り6連打でカモージが秒殺TKO勝ち。
▼ライト級 5分3R
○ジェイムス・クラウス(アメリカ)
判定3-0 ※三者とも29-28
●シェーン・キャンベル(カナダ)
1R、クラウスは顔面・ボディへのパンチから組み付いてテイクダウンを仕掛ける。キャンベルはそれを防ぎ、蹴りを中心とした戦いぶり。キャンベルのロー、ミドルからのパンチがクラウスを連続して捉える。クラウスは組み付くとバックを奪って背中から飛び付き、スリーパーを極めたがラウンド終了。キャンベルは救われた形に。
2R、組み付いてきたクラウスをキャンベルが投げるようにしてテイクダウン。立ち上がったクラウスは再びバックを奪ってキャンベルの背中に飛び付き、寝技に持ち込むとスリーパー狙い。キャンベルは脱出するが、クラウスは残り1分の間に2度のテイクダウンを追加する。
3Rもキャンベルは蹴りからのパンチ、クラウスはテイクダウンを狙う。しかし、テイクダウンを奪ったのは足をかけて倒したキャンベル。マウントからパンチを連打したところで試合終了となり、多数の見せ場を作ったクラウスが判定勝ちした。
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