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【ムエタイ】ジュニア3選手がタイで健闘、敗れるも今後に期待

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2016/08/21(日)UP

長身の相手に対し、首相撲でも互角に渡り合った今村竜之助(右)

▼第2試合 40㎏契約
○クンスック・ウィットウィチャイ(タイ)
判定
×リュウノスケ・ウォーワンチャイ(=今村竜之助/エクシンディコンジムJAPAN)  

 リング上で向き合うと、今村より頭一つ大きいクンスック。この身長差は試合に影響するのか。

 1R、クンスックは遠い間合いからミドルキックでペースを握ろうと試みる。今村がこれをカットするとクンスックは早速組んでくる。今村は長身のクンスックが繰り出すヒザに苦戦することなく、上手くさばきながらヒザとヒジをを当てる。

 2Rと3Rも首相撲の展開が続く。今村はクンスックの首相撲に付き合わされ、スタミナの消耗が心配される。しかし、今村はヒザを着実に返すと、クンスックの鼻頭にヒジ打ちを決めた。

 4R、両者が繰り広げる素早いヒザ合戦に場内が沸く。ここまでの展開ではイーブンの印象であったが、最終Rに入るとクンスックは距離を取ってハイキック。場内ギャンブラーに指示されたか、クンスックは勝ち逃げモードを作ることに徹する。

 今村も左右のミドルキックでクンスックを揺さぶる。リング上では互角な攻防が繰り広げられていたが、賭け率ではクンスックがリードした状態だった。ジャッジはクンスックを勝者とした。

 今村は前回7月31日の試合では、相手をKO寸前まで追いつめていながら、ドローという結果に終わってしまったが、今回は、背丈のあるタイ選手を相手に、首相撲で上手く対応し、自分の肘打ちやミドルキックにつなぐことが出来た。敗れはしたが、今村のムエタイ留学の締めくくりに相応しい試合内容となった。

記事・写真/シンラパムエタイ 早田寛

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