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【パンクラス】久米が徳留を初回KO、王座奪取

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2016/09/11(日)UP

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アームロックで牛久(下)から一本勝ちした松嶋(上)

▼第9試合 フェザー級 5分3R
○松嶋こよみ(AACC/2015年修斗新人王)
TKO 3R 3分11秒 ※アームロック→レフェリーストップ
●牛久絢太郎(和術慧舟會 TLIVE/パンクラス・フェザー級5位)

 1R、ワンツーで前に出た松嶋へタックルにいく牛久だが、巻き込みながら投げてテイクダウンを奪ったのは松嶋。そして立ち上がり際にヒザを突き上げた。これが効いたか、牛久は足元がおぼつかない。

 ワンツーから右アッパーで牛久がヒザをつく。立ち上がるも足元がふらつく牛久を押し倒し、松嶋が腕十字。逃れた牛久は下から足関節を狙うが極まらずブレイク。

 松嶋はテイクダウンされるが牛久を持ち上げて後ろへ投げる。すぐにバックを奪い、残り30秒で牛久のタックルを潰してマウントを奪った。

 2R、いきなりタックルにいく牛久を松嶋が持ち上げて頭から落とす。バックを奪った松嶋だが牛久が奪い返し、さらにトップを奪い返した松嶋がボディと顔面へヒジを落とす。

 3R、松嶋に打撃のプレッシャーをかけられる牛久。左アッパーをもらうと自ら寝転んで寝技へいく。上をとった松嶋だが自ら離れブレイクに。

 牛久のタックルに飛びヒザ蹴りを合わせ、さらにもう一度来たところで潰して上になってのアームロック。しばらくしてレフェリーがストップ(見込み一本)し、松嶋がパンクラスデビュー戦を勝利で飾った。

 松嶋は、「倒しきれなくて本当に悔しいです。それだけ。いつでもタイトルマッチに挑戦できるように鍛えなおしてきます」と、内容には不満そうだったが、パンクラス王座挑戦へ意欲を見せた。

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打撃で曹(右)を追い込むマツダ(左)

▼第8試合 フライ級 5分3R
○タテキ・マツダ (Team Sityodtong Boston)
判定3-0 ※三者とも30-27
●曹 竜也(そう・たつや/FIGHT STYLE)

 現在30歳のマツダは、学生時代にムエタイ修行のためにタイへ渡り、大学4年生でMMA(総合格闘技)ファイターとしてプロデビュー。大学卒業後はブラジルへ渡って柔術を修行し、2014年9月に念願かなってUFC初出場を果たすも、デビュー戦でクリス・ビールに判定負け。昨年1月の2戦目も判定で落とし、以降はUFCを離れている。

 対する曹は強豪相手に善戦することが多いため”善戦マン”の異名を持つ。2014年12月には当時パンクラス・フライ級王者の砂辺に判定2-1で敗れるも、王者相手に接戦を演じた。

 1R、パンチの打ち合いからマツダがテイクダウンしてバックを奪う。これから逃れた曽はスタンドに戻るとパンチで攻めていくが、マツダがインロー、フックでヒットを奪う。

 2R、タックルに行った曽だが逆にテイクダウンを奪う。曽が上を奪い返すと両者立ち上がり、曽が立ったままスリーパーを仕掛ける。その後も寝技でめまぐるしくポジションを入れ替える両者。それでも最後はマツダが好ポジションをとる。

 3Rも同様に寝技でポジションを入れ替える両者。しかし、有利なポジションを長くキープし、コツコツとパンチを入れていくのはマツダだ。試合をコントロールしていたマツダが判定勝ちした。

 マツダは、「日本で試合をするのは2回目ですが、初めての日本人相手でしかも外国人扱いということで、日本で試合が出来る喜びと緊張で試合をしました。まずは本拠地ボストンから日本へ来るまでと日本へ来てからの調整をしっかり仕上げて、日本のMMAファンにベストなパフォーマンスを見せたいと思います」と英語と日本語それぞれでコメントした。

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