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【J-NETWORK】八神剣太、試合巧者ぶり発揮し初防衛

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2017/02/25(土)UP

強烈な左ローで王者からダウンを奪った伊仙町(左)

▼第8試合 J-NETWORKスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
○伊仙町典久(BLA-FREY/J-NETWORKスーパーバンタム級1位/挑戦者)
KO 3R 2分39秒 ※右アッパー
●渡辺優太(チューティンムエタイジム/J-NETWORKスーパーバンタム級王者、WMC日本スーパーバンタム級王者、元MA日本スーパーバンタム級王者)
※伊仙町が新王座に就く。

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 2014年12月にJ-NET王座を獲得した渡辺。昨年は2月にリョウ・ペガサスを下して初防衛に成功すると、以降は3戦2勝1分と無敗をキープ。WMC日本初代スーパーバンタム級王座も手にするなど、好調を維持する。戦績は29戦21勝5敗3分。

 挑戦者の伊仙町は闘牛が盛んな鹿児島県・徳之島市出身の30歳。元J-NETウェルター級王者にして元WMAF世界同級王者の北山高与志の弟子で、2013年にRISEの新人王トーナメント「RISING ROOKIES CUP」バンタム級で準優勝した実績を持つ。J-NETには昨年7月から参戦し、2連勝で今回のタイトルマッチへと辿り着いた。戦績は17戦10勝6敗1分。

 1Rはローを蹴り合いながら相手の出方を覗った両者。2Rに入ると、渡辺がパンチで前に出てきたところへ、伊仙町が縦ヒジと右アッパーをヒットさせる。渡辺は首相撲からヒザ蹴りを突き刺すが、伊仙町は離れ際にヒジ打ち。離れると左ローを当てていく。

 3R、伊仙町の強烈な左ロー攻めで渡辺がついにダウン。立ち上がるが、コーナーに追い込まれると、伊仙町の容赦ない左ローを再び被弾。前のめりに倒れ込み2度目のダウンを喫する。何とか立ち上がった渡辺に対して、伊仙町ははパンチを連打。右アッパーをクリーンヒットさせると、渡辺が崩れ落ちた。

 伊仙町がKO勝ちで王座を奪取。涙の初戴冠を果たした。

 試合後、マイクを渡された伊仙町。「チャンピオンになれたのもみんなの応援のおかげです。(喜びのあまり)何を言っているか分からなくなっていますが、みんなに応援してもらえて幸せです。このベルトを 高めていけるように頑張ります」と、涙ながらに喜びのコメントを述べた。

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パンチを主体に手数と積極性で攻めた若山(右)

▼第7試合 J-NETWORKスーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
○若山龍嗣(DRAGON GYM/J-NETWORKスーパーフライ級王者 DBSスーパーフライ級王者)
KO 5R 40秒 ※パンチ連打
●日畑達也(FKD/J-NETWORK同級1位 KOSス-パ-フライ級1位、元GLADIATOR武士道キックフライ級王者/挑戦者)
※若山が王座防衛に成功。

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 若山は2013年5月にJ-NET王座を初戴冠。2014年6月に王座陥落を味合うが、1年後には再びベルトを取り戻している。対する日畑はGLADIATOR武士道キックフライ級王者の実績を持ち、KrushやBOMでも経験を積んできた実力者だ。

 1R、鋭い出入りと攻撃の手数でペースを握った若山。2Rに入ってもパンチやローで押し込む展開が続くが、日畑の鋭いヒザ蹴りを突き刺されてペースダウン。日畑がここぞとばかりにパンチで畳み掛ける。

 3R、盛り返した若山の先手先手の攻め。日畑がパンチのコンビネーションからヒザ蹴りを叩き込んで応戦すると、両者は至近距離から目まぐるしくパンチを交錯させる展開に。

 4Rには、日畑が鋭い左ストレートからヒザ蹴りやミドルを的確にヒットさせるが、5Rに入ると若山が一気に前に。日畑をコーナーに追い込むと、ミドルからパンチを連打。その場に崩れ落ちた日畑は起き上がることができず、若山のKO勝ちが告げられた。

 苦戦を強いられた若山であったが、最後きっちりとKOに仕留めて王座防衛に成功した。

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強烈なヒザ蹴りを叩き込む岩﨑(右)

▼第6試合 J-NETWORKスーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○岩﨑悠斗(Ten Clover Gym/J-NETWORKスーパーライト級王者、S-Battleライト級王者)
判定3-0 ※50-49、49-47、49-47
●杉本卓也(WSRフェアテックス/J-NETWORKスーパーライト級2位/挑戦者)
※岩﨑が初防衛に成功。

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 ここ2戦はKrushのリングに上がっていた岩﨑。昨年8月に瑠輝也(るきや)を破り、続く10月に佐々木大蔵が保持するKrush -63kg王座に挑戦。しかし、ダウンを奪われた末に判定負けを喫して戴冠ならず。再起戦となる今回のタイトルマッチでは、現在3連勝中と好調の杉本を挑戦者に迎えた。

 1R、序盤はお互いにローを蹴り合いながら出方を覗うが、岩﨑が徐々に三日月蹴りや内回し蹴りなど得意の蹴り技を放つ。

 2R、岩﨑のハイとミドルをたびたび被弾しながらも、ダメージを感じさせない杉本。岩﨑をコーナーに追い込むと、ジャブからのヒジ打ちで顔面を狙う。

 3Rには両者が足を止めてパンチを打ち合う場面も見られたが、4Rに入ると岩﨑が強烈なロー攻めからハイで強襲するなど、得意の蹴りで攻勢に。

 5R、後が無い杉本はパンチの連打で果敢に前に出るが、岩﨑の固いガードをこじ開けることはできなかった。岩﨑が磐石の戦いぶりで王座防衛&再起を果たした。

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●次ページ:プロデビューから12戦無敗の内堀と極真・渡辺が激突

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