【NJKF】健太がダウン奪い元タイTV王者を撃破
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パンチで門田（左）をのけ反らせるYETI（右）
▼第9試合 WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級次期挑戦者決定戦 3分5R
〇YETI達朗（キングジム/NJKFスーパーウェルター級王者）
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●門田哲博（武勇会/INNOVATIONスーパーウェルター級王者）
次期挑戦者決定戦に臨むのはNJKF王者YETIとINNOVATION王者の門田。WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者・白神武央への挑戦権を争う。
1R、門田がテンポのよい蹴りを入れて先制。YETIは接近戦で首相撲を挑むが、首相撲を得意とする門田はこれに応じ、そのまま首相撲で攻防を進めていく。離れても再び首相撲へ行き、門田は組み際にボディフックも打ち込む。YETIは門田が組みついてくるところへ右クロスでカウンター。
門田は2Rも首相撲で行き、ヒザ蹴りで数多く攻めるが、ペースこそ握っても大きなダメージは与えられていない印象。これに対しYETIは右ストレートを決め、2Rに3度門田をのけ反らせる。2R終了時点での途中採点は20-20、20-19、20-19でYETI。
3R、劣勢の門田は気迫を見せ打ち合いを仕掛けるが、YETIはそこへ縦ヒジを合わせて応戦。逆転を許さず判定3-0で勝利し、かつてKOで敗れNJKF王座を奪われた白神へのリベンジに気勢を上げた。
サウスポーの前田（左）に右ミドルをヒットさせていった新人（右）
▼第8試合 NJKF王者対決 56.5kg契約 3分3R
〇新人（E.S.G/NJKFフェザー級王者）
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●前田浩喜（CORE/NJKFスーパーバンタム級王者）
サウスポーの前田は左ミドル、オーソドックスの新人は右ミドルと互いに蹴り合いを展開。ミドルもハイ気味に高く蹴ったり、脇腹を狙うように低めに放ちと高低差をつけ、両者インローも織り交ぜ技巧を見せる。新人は距離を作る前田にパンチとヒジも入れ攻めていく。
2R、前田は変わらず距離を取り三日月蹴りとミドルを脇腹に打ち込むが、新人は圧力を強め接近戦でのパンチとヒジを増やし、徐々にペースを握り始める。
3R、新人は圧力を掛けて前田のリズムを狂わせ、右ミドルを当てて快音を響かせる。前田は蹴りを受けた後のリターンが次第に見られなくなり、新人優勢で終了。
判定は3-0で新人。今年2月にNJKF王座を奪還してから連敗していたが、初の勝利をつかんだ。
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