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【パンクラス】新村が逆転TKOで川村にリベンジ、涙の初戴冠

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2017/11/12(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

フルラウンドを通してグラウンドで圧倒した田村が判定勝ち

▼第7試合 フェザー級 5分3R
〇田村一聖(KRAZY BEE/同級6位、元フェザー級キング・オブ・パンクラス)
判定3-0 ※三者とも30-27
●鈴木琢仁(ブルテリア・ボンサイ)

 UFCにも出場した田村は2016年4月に暫定王座を獲得、正規王者が防衛戦を行わなかったため2017年1月に第6代フェザー級王者となった。しかし、3月の初防衛戦で敗れ、今回が再起戦となる。対する鈴木はデビューから5連勝で元王者と対戦するチャンスを得た。

 1R、テイクダウンで上になった田村が抑え込みながらパンチとヒジを入れていく。鈴木も下からラバーガードやローリングを仕掛けるが、このラウンドは田村が鈴木をマットに釘付けにして終えた。

 2R、スライディングして足関節を取りに行く鈴木。しかし、田村が上になって再び抑え込む。残り1分でブレイクがかかり、鈴木は蹴りを出すがすぐに田村にテイクダウンされて下に。田村はパンチとヒジを落とす。

 3R、鈴木がパンチでいくと田村は右ストレートをヒットさせ、鈴木が蹴りを出すとタックルでテイクダウン。細かくパンチとヒジを入れ、下からの鈴木の仕掛けを潰していき最後まで鈴木をマットに釘付けにしたまま試合を終えた。


冨樫(右)にハイキックを見舞うパフルディノフ(左)

▼第6試合 ライト級 5分3R
〇アジズ・パフルディノフ(ロシア/k-dojo-warrior-tribe)
判定3-0 ※ジャッジ三者とも30-27
●冨樫健一郎(パラエストラ広島/同級4位)

 初来日となるアジズは17戦16勝1分の無敗戦績を誇る強豪選手。バックボーンはサンボで、2012年にロシアで開催されたコンバットサンボ・ワールドカップ-74kg級で優勝した実績を持つ。

 対戦する冨樫は修斗を主戦場とし、2012年からはパンクラスにも参戦。36歳で18勝11敗5分の戦績を持つベテラン選手。

 1R、アジズは右ハイキックを軽くヒットさせると以後も多用。右ミドルも蹴る。冨樫はプレッシャーをかけながらパンチを放っていく。

 2Rは一転してアジズがパンチからタックルでテイクダウン。立ち上がった冨樫が逆に押し込んでいくがこれはブレイク。スタンドに戻るとケージ沿いを回り込むアジズに冨樫がパンチを狙って追っていく展開。冨樫はボディも叩く。

 3R始まってすぐ、アジズは冨樫を豪快に抱えあげてのテイクダウン。冨樫が下になったままの時間が続き、立とうとしたところではバックを奪われて背中にヒザをもらう。終了間際にはアジズが背後からのパンチを連打して優勢を印象付けた。

 フルマークの判定でアジズがパンクラス初戦を勝利で飾り、無敗記録を「18」に更新した。


パウンド連打で勝利した内村

▼第5試合 フェザー級 5分3R
〇内村洋次郎(イングラム)
TKO 3R 2分59秒 ※パウンド→レフェリーストップ
●ダニエル・リケイホ(スペイン/Taz Jinamar)

 内村は2005年からZSTを主戦場にしつつ、全日本キックとKrushでキックボクサーとしても活動。2007年10月には初代ZSTウェルター級王座を獲得したベテランだ。ここ最近は日沖発、リオン武(VTJで対戦)、田中半蔵、松嶋こよみらトップファイターに4連敗を喫していたが、パンクラス7月大会でコンバ王子にTKO勝ちし、復活の狼煙を上げた。

 対するリケイホは昨年9月、パンクラスへの出場権を懸けたロード・トゥ・パンクラスの大会を制し、スペイン王者として初参戦を果たす。通算戦績は11勝5敗(KO・TKO勝ち4回、一本勝ち5回)。2013年に『マッドネス』、2014年に『アルティメット・コンバット』、2016年に『AFL』といったローカルプロモーションの王者となり、9月にはドイツの『Superior FC』という大会のメインイベントでフェザー級王座を争っている(試合はKO負け)。

 1R、リケイホが前へ出てくるところに強い左のパンチを叩き込む内村。リケイホはテイクダウン狙いで2度目のアタックでバックを奪うことに成功。内村はスリーパーを防御したが、リケイホが終了間際に腕十字から三角絞め。内村はこれもしのいだ。

 2R、リケイホが内村のローにタックルを合わせてテイクダウン。今度は内村が下から腕十字。これをかわしたリケイホがスリーパー。さらに上下を激しく入れ替える両者。

 3R、内村のハイキックをかわしたリケイホがテイクダウン。これは内村が時間をかけて脱出。スタンドになると内村がプレッシャーをかけていき、リケイホがタックルに来たところへ左ヒザを突き上げた。これがカウンターで頭部に決まり、リケイホはダウン。内村がパウンドを連打し、逆転TKO勝ちを飾った。


▼第4試合 バンタム級 5分3R
〇福島秀和(BLOWS/同級9位)
一本 3R 31秒 ※アームバー
●原田惟紘(パラエストラ北九州)

▼第3試合 バンタム級 5分3R
〇山本哲也(SUBMIT MMA/2017年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We/同級10位)

▼第2試合 フェザー級 5分3R
〇堀江圭功(ALLIANCE/2017年ネオブラッドトーナメント同級優勝&MVP)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
●杉山和史(TURNING POINT MMA/HF)

▼第1試合 バンタム級 3分3R
〇神田T800周一(T-BLOOD)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●河村泰博 (和術慧舟會 AKZA)

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