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【ホーストカップ】小川翔、麻原将平との接戦制し二冠王に

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2018/05/20(日)UP

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テバル(右)をローで追い込む志朗(左)

▼第9試合 トリプルメインイベント ISKAムエタイ世界バンタム級タイトルマッチ 3分5R
○志朗(KICK REVOLUTION/王者)
TKO 2R2分43秒
●ゴンサロ・テバル(スペイン/WPMF世界スーパーバンタム級王者/挑戦者)
※志朗が2度目の王座防衛に成功

 1Rから試合の主導権を握ったのは志朗の方だった。緩急をつけたローキックでテバルを揺さぶり、チャンスと見るやローにワンツーをつなげていく。右ボディストレートや右ストレートも有効だった。的を絞らせない波状攻撃にテバルがディフェンスできない状況に追い込まれるまで時間はかからなかった。

 1R終了間際、志朗が右ローをダブルで打ち込むと、テバルはカットすることすらできなかった。

 2Rになっても、志朗の勢いは止まらない。パンチで連打でリズムをとり、ボディストレートやローキックで削っていく。ムエタイの本場タイでの修行経験が長いテバルは組み合いやミドルキックのスキルには長けていたが、パンチの攻防になると対応しきれない。

 志朗は攻撃の的をボディに絞った。左ボディアッパーで先制のダウンを奪う。なんとか立ち上がってきたテバルだったが、左の三日月蹴りを刺されるとさらに失速。右ボディストレートの追い打ちをかけられるとたまらずキャンバスに沈んだ。

 試合後、V2に成功した志朗の声は弾んでいた。「イメージ通りの動きはできなかったけど、ローを効かせることができて良かった。次名古屋でやる機会があったら、強い相手とやりたい。日本人(相手)でもいい」

 活動の拠点を置くタイでは名門ギャットペットジムに移籍して1年が経つ。レギュラー参戦中のルンピニースタジアムでは昨年12月以降3勝(2KO)1敗の好成績を残す。すでに次戦のオファーも来ており、6月下旬にも同スタジアムのテレビマッチに出場予定だ。


強烈な左ミドルを当てるピンサヤーム(左)

▼第8試合 ダブルセミファイナル HOOST CUP EXルール(ヒジ・組ヒザあり)59kg契約 3分3R
○マキ・ピンサヤーム(タイ/真樹ジムAICHI/MAフェザー級王者)
判定3-0 ※三者とも30-29
●ファブリシオ・ザカリアス(ブラジリアンタイBRAZIL/Road to GLORY 65kg王者)

 昨年12月、重森陽太に連勝記録を19でストップされたピンサヤームが5カ月ぶりに再起戦。対するファブリシオはROAD TO GLORYブラジル王者。ピンサヤームも「危険な相手」と警戒していたが、案の定1Rは打ちつ打たれつの展開に。

 しかし、2Rになると、ピンサヤームは本領を発揮。自ら攻撃を仕掛けても、次第にファブリシオが反撃できない流れに持っていく。パンチで打ち合うフリをしてノーモーションの左ハイ、ゆったりした流れの中でいきなり速射砲を打ち込むかのようにローの連打を浴びせる。

 完全に制空圏を握ったピンサヤームの前にファブリシオは打つ手なし。3R終盤、ようやく反撃に転じるが、時すでに遅し。0-3の判定負けにも笑顔で納得していた。もうすぐ38歳になるピンサヤームだが、磐石の強さを見せつけた一戦だった。

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