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【GLORY】リコが盤石の強さで挑戦者を完封、7度目の防衛に成功

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2018/06/03(日)UP

ハルート・グレゴリアンが初防衛に成功した

▼セミファイナル ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○ハルート・グレゴリアン(29=アルメニア/GLORYウェルター級王者)
判定5-0 ※48-47、49-46、49-46、50-45、50-45
●アリム・ナビエフ(23=アゼルバイジャン/GLORYウェルター級1位/挑戦者)

 ハルートは『K-1 WORLD MAX』(欧州大会のみ出場)、『IT’S SHOWTIME』、『Enfusion』などの団体を経て、2016年4月から『GLORY』に参戦。今年2月の8戦目で、過去に2度敗れていた宿敵のK-1 WORLD MAX 2012王者マルセル・グローエンハート(オランダ)を1R2分7秒でTKOに下し、GLORYウェルター級王座を手にした。今回が初防衛戦となる。

 対するナビエフは2016年11月にWMCムエタイ世界ライト級王座を獲得した実績を持ち、GLORYには昨年10月から参戦。デビュー戦で新鋭ジミー・ヴィエノット(フランス)、2戦目で元GLORYウェルター級王者ニキー・ホルツケン(オランダ)、3戦目で元GLORYフェザー級王者セドリック・ドゥンベ(フランス)をいずれも判定で破り、今回の挑戦権を掴んだ。

 戦績はハルートが47勝(33KO)11敗、ナビエフが49勝(21KO)6敗。

 1R、序盤は両者はオーソドックスに構え、左ジャブと左右ローで探り合う。徐々にハルートが間合いを潰しての左右フック連打で先手を取る場面が増えると、ナビエフは構えをサウスポーにスイッチして左ヒザ蹴りをカウンターで狙う。

 2R、開始早々にナビエフがパンチの打ち合いを仕掛けるが、これに応じたハルートに右フックを叩き込まれてよろめいてしまう。ナビエフはここを倒れずに踏ん張りながら鋭い左ヒザ蹴りも返し、ハルートの追撃を食い止める。

 3R、ジリジリと前に出てプレッシャーをかけるのはナビエフに対し、細かい左ジャブから右フックや右ストレートをタイミング良くヒットさせるハルート。それでも前進を続けるナビエフは終盤に強烈なテンカオを連続で突き刺し、ハルートが背を向ける展開を作ってみせる。 

 4R、巻き返し始めたナビエフは開始早々、ハルートの顔面に鋭い左飛びヒザ蹴りを見舞う。しかし、クリーンヒットをまぬがれたハルートは、直後に右フックを返して譲らず。以降もテンカオを狙うナビエフに対し、ハルートはなぎ倒さんばかりの勢いで強烈な左右フックを振るう。

 5R、やや疲れの色が見えるハルートの顔面をナビエフのコンパクトなパンチが捉え始める。ハルートは左ストレートを振り抜いたところに、ナビエフの右ヒザ蹴りを合わされて尻餅を着く場面もあったが、最後までパンチの手数は落とさなかった。

 ハルートがジャッジ全員から支持を受けての判定勝ちで強敵ナビエフの挑戦を退け、初防衛に成功した。試合後、マイクを向けられたハルートは「この勝利は我が母国アルメニアに捧げたい。自分が真のチャンピオンの姿を世界に見せる。次の挑戦者は誰でも構わない。誰が来ても破壊するつもりだ」と述べ、今後も王座に君臨し続けるという強い意志を示した。


▼フェザー級 3分3R
○チェンロン・ジョン(中国)
判定5-0 ※29-28、29-28、30-27、30-27、30-27
●エイドリアン・マキシム(ルーマニア)

▼フェザー級 3分3R
-ベイリー・サグデン(イギリス/GRLOYフェザー級12位)
ノーコンテスト 2R 1分10秒 ※偶発的なバッティング
-アレクセイ・ユリアノフ(ロシア/GRLOYフェザー級10位)

▼ライトヘビー級 3分3R
○ダニョ・イルンガ(コンゴ)
判定5-0 ※29-28、30-27、30-27、30-27、30-27
●フレイサー・ウェイトマン(カナダ)

▼ライト級 3分3R
○ジョシュ・ジョーンシー(カナダ/GLORYライト級5位)
判定4-1 ※29-28、28-29、29-28、29-28、29-28
●クリスチャン・バヤ(アンゴラ/GLORYライト級2位)

▼ウェルター級 3分3R
○アダム・ハッドフィールド(イギリス)
判定4-1 ※29-28、28-29、29-28、29-28、30-27
●リチャード・エイブラハム(アメリカ/GLORYライト級13位)

▼ライト級 3分3R
○エルヴィス・ガシ(アメリカ/GLORYライト級8位)
判定5-0 ※五者とも30-27
●ウィリアム・ゴルディーギャロウェイ(イギリス/GLORYライト級11位)

▼ウェルター級トーナメント 準決勝(2) 3分3R
○マーク・ティムズ(イギリス)
判定5-0 ※29-28、29-28、30-27、30-27、30-27
●ダウィッド・ブラスカ(イギリス)
※ティムズが決勝に進出。

▼ウェルター級トーナメント 準決勝(1) 3分3R
○ジェイミー・ベイツ(イギリス/GLORYウェルター級11位)
判定5-0 ※五者とも30-27
●トミー・キング(イギリス)
※ベイツが決勝に進出。

▽プレリム

▼ウェルター級トーナメント リザーブ戦
○ウィルカー・バロス(サントメ・プリンシペ)
判定4-1 ※28-29、29-28、29-28、29-28、29-28
●ケヴィン・ウォード(イギリス) 

▼女子55kg契約 3分3R
○クリスティ・ブレレトン(イギリス)
判定5-0 ※29-28、29-28、29-28、29-28、30-27
●ニコラ・ケイ(イギリス)

▼ライト級 3分3R
○ヴィニー・チャーチ(イギリス)
判定4-1 ※28-29、30-27、29-28、29-28、29-28
●ベン・ウォリス(イギリス)

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