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【クインテット】柔術軍団カルペディエムが優勝、チーム所英男は一回戦敗退

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2018/06/10(日)UP

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1回戦 TEAM CARPE DIEM vs TEAM TOKORO PLUS α

強烈な洗濯バサミを披露した矢野(左)

▼1回戦第5試合 8分一本勝負
△岩崎正寛(28=CARPE DIEM/2017年IBJJFヨーロッパ選手権黒帯ライト級第3位)
時間切れ引き分け
△矢野卓見(48=骨法烏合會矢野卓見道場)

スタミナが切れかかっている矢野

 岩崎は頭髪に整髪料がついていたため指導1を受けた状態からスタートに。陣営から「ヤノタク」コールを受ける矢野だが、岩崎がタックルでテイクダウン、パスしていく。矢野は両足を使って首を絞め上げるセンタクバサミで岩崎を攻める。これをズラしてかわす岩崎だが、矢野は再びセンタクバサミ。だが、これも足を押しのけ岩崎が外す。

 両者積極性を欠き指導が与えられる。矢野は顔面蒼白といった感じで疲れが隠せない。岩崎が攻め寄ると力なく倒れ、岩崎は肩固めで絞め上げるが、矢野はこれをウナギのように逃れて極めさせない。場外際でブレークとなり、両者中央に戻って再開。岩崎は腕関節を狙い、そこから肩固め。しかし矢野はこれを耐え、岩崎はマウント・バックから攻めを続行。ブレークが掛かるとスタミナの切れた矢野はなかなか立ち上がれない。防御一辺倒の矢野に2度目の指導が出される。

岩崎の猛攻を耐え切った矢野は、試合が終わってもしばらく立ち上がれなかった

 矢野のパーテレポジション(四つん這い)からリスタートとなり、岩崎はスリーパーを仕掛けるが、矢野はアゴを引いて守り、決してタップしない。矢野は仰向けになり、岩崎の肩固め・腕十字としのぎ切り、かつて“東洋の神秘”と言われた姿を再び見せ、タイムアップに持ち込んだ。

 全試合を終え、両チーム受けた指導の数も同数であったが、判定によりカルペディエムが勝利。決勝に進んだ。

果敢に攻める世羅(奥)を極めさせなかった小谷(手前)

▼1回戦第4試合 8分一本勝負
△世羅智茂(28=CARPE DIEM/2017年IBJJFアジア選手権黒帯フェザー級準優勝)
時間切れ引き分け
△小谷直之(36=ロデオスタイル/元ZSTライト級王者)

 開始から座り込んだ世羅はフロントチョーク、膝十字と狙うも、これは小谷がしのぐ。グラウンドポジションから小谷が立ち上がろうとしたところでも世羅はついていってフロントチョークを仕掛け、あわやと思わせたが、ここも小谷が対処して逃れる。だが、ここで世羅が上下を入れ替え(スイープ)、小谷を下にする。しかし小谷は下になったままになっておらず立ち上がり、スタンドに戻る。

 世羅は再び下になってそこからの攻めを展開。足関(トーホールド)を仕掛けるが、小谷は足を引き抜きフロントチョーク。だが世羅は首を抜き、再び小谷を下にしてフロントチョーク。世羅は最後までフロントチョークで極めを狙い、最後の最後で腕十字をトライするが、取り切るには至らずやはり時間切れドローとなった。

試合終了間際に膝十字固めを極めにかかり、場内を沸かせた所(手前)

▼1回戦第3試合 8分一本勝負
△松本義彦(34=CARPE DIEM/2009年IBJJFパン柔術選手権黒帯フェザー級優勝)
時間切れ引き分け
△所英男(40=リバーサルジム武蔵小杉所プラス/2011年DREAMバンタム級日本トーナメント優勝)

 座り込んだ松本を軽やかにパスした所だが、松本もこれを押し戻してスタンドへ戻る。再びしゃがみ込んだ松本はそこから背後に回って所をバックから攻める。しかし所は立ち上がって松本を前方に落とす。下からの攻めを選択した松本はオモプラッタを仕掛けるが、所はこれを前方回転するようにして脱出。松本はそこからバックへ回るが、所はここも上になって逃れる。

 松本はタックルからハーフガードに変化。所はそこで松本の左腕をアームロックにとらえるが、松本はクローズガードにとらえて極めさせない。豊富な運動量でパスを仕掛ける所に対し、松本はバックをうかがう。だがディフェンスに徹した松本に指導が与えられる。所は終了間際に膝十字を仕掛けるも取り切れず、中堅戦も時間切れ引き分けとなった。

得意の足関節を狙う今成(下)

▼1回戦第2試合 8分一本勝負
△デヴィット・ガルモ(アメリカ/CARPE DIEM/2014&2017年IBJJFシカゴオープン・アブソリュート級優勝)
時間切れ引き分け
△今成正和(42=Team ROKEN/元DEEPバンタム級&フェザー級王者)

 ガルモがタックルで今成をテイクダウン。バックにつきかけたところで今成は膝十字風に仕掛けを見せるが、ガルモは早めに逃げて対処し、ガルモは上四方固め、マウントとポジションを変え、そこから腕十字。しかし今成は腕を引き抜き、足を取りにいく。ガルモはこれを嫌がり立ち上がる。

 今成は容易にポジションを与え、逆にそこから何かを狙っているかの様子。ガルモはマウントから肩固めで絞め上げるがタップを奪うには至らない。しのがれたガルモはバックについてスリーパーを狙い、さらにマウントから攻めを探るが今成のディフェンスは鉄壁で極めまで行けない。レフェリーから積極性を促す指導を受けた今成は最後に下から腕十字を狙い、時間切れドローとなった。

伊藤(下)は跳びつき腕十字固めで奇襲したが極まらず

▼1回戦第1試合 4分一本勝負(体重差が10kg以上あるため)
△杉江”アマゾン”大輔(37=CARPE DIEM HOPE/2008年アジア柔術選手権黒帯レーヴィ級優勝/75.5kg)
時間切れ引き分け
△伊藤盛一郎(24=リバーサルジム横浜グランドスラム/元ZSTフライ級王者/60.7kg) 

 伊藤は足払いを飛ばした後で思い切りよく跳びつき腕十字。杉江はしかし肘のポイントをズラしてこれをしのぎ、パスガードして横四方→バックとポジションを奪う。そしてスリーパーを狙うが、伊藤も杉江の腕を両脇で抱え、耐えしのいでタイムアップとなる。

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