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【UFC】王者ウィテカー、大苦戦の末に宿敵ロメロ破る

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2018/06/10(日)UP

▼ウェルター級 5分3R
○マイク・ジャクソン(33=アメリカ)
判定3-0 ※三者とも30-26
●CMパンク(39=アメリカ)

 パンクは元WWEの一流プロレスラー。2014年12月にUFCと契約を結び、MMA(総合格闘技)に挑戦することを電撃発表し、世間を驚かせた。2016年9月のUFCデビュー戦では、ミッキー・ガルに成す術無く一本負け。今回は1年9カ月ぶりに迎える再起戦で、MMAプロ初白星を目指す。

 対するジャクソンもプロ戦績はパンクと同じ1戦1敗で、しかもこの黒星は2016年2月のUFCデビュー戦でガルに付けられたもの。両者は同じ状況でプロ初白星を懸けて拳を交えることになる。

 観客から「CMパンク」の大合唱が沸き起こる中、試合はスタート。1R、パンクが積極的にパンチを放ちながら前に出て、ケージ際でジャクソンと組みの攻防を展開。終了間際にはパンクがタックルでテイクダウンも奪う。

 2R、やや疲れの色が見え始めたパンクはパンチを振り回すも、ジャクソンに右ストレートを突き刺されると動きが止まる。パンクはジャクソンに飛びついてチョークを狙うが、そのまま押し倒されてしまう。以降はジャクソンが上をキープしながら鉄槌を落とし続け、パンクの顔面を血に染めていく。

 3R、自らパンチを放つとそのまま倒れそうになるほど消耗が激しいパンク。ジャクソンはクリンチからコツコツと右フックを入れ、パンクがバランスを崩して倒れるとそのまま上をキープする。意地を見せたいパンクも終了間際に上を取り返したが、試合はここでタイムアップとなった。

 勝敗の行方は判定に。スタミナも早々に切らしたパンクはジャクソンに完敗を喫し、MMAでのプロ初白星を獲得することはできなかった。この1年9カ月で他選手とのレベル差を埋めることはできず、パンクにとっては非常に厳しい結果となった。


▼女子フェザー級 5分3R
○ホリー・ホルム(36=アメリカ/元UFC女子バンタム級王者)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-27
●ミーガン・アンダーソン(28=オーストラリア/元Invicta FCフェザー級王者)

 ホルムは昨年12月に最強女王クリスチャン・サイボーグのUFCフェザー級王座に挑戦し健闘したが、判定負けで王座獲得ならず。今回が再起戦となる。

 アンダーソンは昨年1月に『Invicta FC』でフェザー級王座を獲得したが、以降は試合に出場しておらず、今回のUFCデビュー戦が約1年半ぶりの試合となる。戦績は8勝2敗。

 1Rは体格で勝るアンダーソンの強打をホルムが組みついて潰し、終盤にはタックルでテイクダウンも奪う。2Rもホルムが組みの攻防に持ち込み、タックルでテイクダウンに成功。ホルムはマウントも奪取し、強烈なパンチを上から落とし続けた。

 逆転を狙うアンダーソンは3R序盤にパンチで仕掛けるが、ここもホルムは組みついて潰し、さらに鮮やかな投げでテイクダウンも奪う。ホルムは自ら立ち上がると、再びスタンド戦の中でタックルを仕掛けてテイクダウンに成功。アンダーソンはマウントも許す苦しい展開となった。

 流石の巧さを見せたホルムが、新鋭アンダーソンを完封する内容で判定勝ちを収め、再起戦を飾った。試合後、勝利のバク転を披露したホルムは「バンタム級に戻るのか、フェザー級にとどまるのかと、よく聞かれるけど、両方っていう手もあるのかしら? ボクシングでは三階級を制覇しているしね。でも、バンタム級で失ったタイトルを取り戻したいとは思う」とコメントした。


▼ヘビー級 5分3R
○タイ・トゥイバサ(オーストラリア/UFCヘビー級12位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●アンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ/元UFCヘビー級王者/UFCヘビー級9位)

▼女子ストロー級 5分3R
○クラウディア・ガデーリャ(ブラジル/女子ストロー級3位)
判定2-1 ※28-29、29-28、29-28
●カーラ・エスパルザ(アメリカ/女子ストロー級6位)

▼フェザー級 5分3R
○ミアサド・ベクティック(ボスニア/UFCフェザー級11位)
判定2-1 ※28-29、29-28、30-27
●リカルド・ラマス(アメリカ/UFCフェザー級7位)

▼ヘビー級 5分3R
○クリス・デ・ラ・ロッチャ(アメリカ)
TKO 2R 3分53秒
●ラシャド・コールター(アメリカ)

▼ライトヘビー級 5分3R
○アンソニー・スミス(アメリカ)
KO 1R 53秒
●ラシャド・エバンス(アメリカ)

▼フライ級 5分3R
○セルジオ・ペティス(アメリカ/UFCフライ級5位)
判定2-1 ※28-29、29-28、30-27
●ジョセフ・ベナビデス(アメリカ/UFCフライ級1位)

▼ライト級 5分3R
○チャールズ・オリベイラ(ブラジル)
一本 1R 2分18秒 ※ギロチンチョーク
●クレイ・グイダ(アメリカ)

▼フェザー級 5分3R
○ダン・イゲ(アメリカ)
TKO 1R 50秒
●マイク・サンチアゴ(アメリカ)

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