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 今年2月にタイでトラック横転事故に巻き込まれ、右ふくらはぎや腕を合計174針も縫う大ケガに見舞われた大田原友亮(B-FAMILY NEO)。しかし、事故から間もない3月末にタイで復帰戦を行い、6月29日(土)東京・新宿FACEで開催された『TRIBELATE vol.40 ~Hybrid Club Fight~』では、約1年ぶりに日本のリングに上がり1R52秒でKO勝利を収めた。まだまだ成長中、17歳の野望とは!?(取材日:2013年7月2日)
試合レポート:【トリビュレート】大ケガから復帰の大田原、秒殺KO「Dyki倒してテラスハウスに出たい」

PROFILE
大田原友亮
(おおたはら・ゆうすけ)
1996年6月6日、東京都出身
身長160cm
B-FAMILY NEO所属
タイでのリングネームはユースケ・エクシディコンジム、ユウ・ウォーワンチャイ
※詳細は選手名鑑へ→

■第1章 トラック横転事故で大ケガを負うも50日後に復帰戦

――6月29日のTRIBELATEでは久々に日本での試合でしたが、圧勝でした。 

「もうちょっと長くやりたかったですね」 

――最初から倒す気満々のように見えました。 

「最初に自分が強いというのを見せといて、あとでゆっくりと料理しようと思っていたら倒れてしまいましたね。凄く練習してきたのに1R1分ちょっとで終わっても……」

――最初に相手のパンチをひたすら受ける場面がありましたが、あの時に相手の力量がわかるものですか。

「タイではああいうふうにパンチで一気に攻めて来る選手はいません。1、2Rはお互いに蹴って様子を見て、3Rに攻める流れですよね。あの時はお父さん(B-FAMILY NEO・大田原光俊代表)に『一回相手の攻撃を受けてみろ』と言われていたんです。パンチは少し重いと感じましたけど、たまたま出したヒザで相手が倒れてしまいました」  

――香港でも試合をされていますが、香港ではどういう戦い方をしますか? 

「香港の選手はパンチとローで来るキックボクシングタイプです。ラウンドは3Rしかなく、相手のホームリングなので1Rから攻めるようにしています。3R制だとガンガン行くので疲れてしまいますね(笑)」

――今年2月にタイでトラック横転事故に巻き込まれ、右ふくらはぎや腕を合計174針も縫う大ケガに見舞われたわけですが、前回の試合は大ケガから復帰して6戦目なんですよね?

「そうですね。ケガをして50日後ぐらいの3月末にはタイ深南部で草ムエタイの試合をしました」

――あんなに大ケガをしたのに、50日で復帰戦ですか!? 回復が早過ぎないですか?

「タイの病院で入院してたのは4日間です。退院して松葉杖生活でしたけど、5~6日ぐらいで歩けるようになっていて痛みもありませんでした。最初の頃はジムにいってもランニングはしませんでした。サンドバックを左足で蹴ってみたら何ともなかったので、これなら大丈夫だなと。いつも走っているランニングコースを半分走るようにして、そこからどんどん練習量を増やしていきました。3月30日にタイで日本のジュニア選手が試合をしましたよね? その前日にうちのジム生の試合があって会場に行ったら、突然『試合出来る?』と言われ、回復しているかどうかを試すのにはいいかなと思って出ました」

――入院期間が4日というのも短いですよね。日本だと1~2カ月は入院するかと思います。タイだとそんなに短いものなんでしょうか。

「そうですね。入院4日目に先生から『退院する?』と聞かれたので、退院しました。でも、そこから1カ月間は負傷箇所の消毒などで毎日病院に通いましたよ」

――そもそもどうして事故は起こったのですか?

「ジム生たちと試合を観に行こうとトラックに乗って100kmぐらいで飛ばしていたんです。古い車だったのでブレーキが壊れていたみたいで

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