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■長く一線級でいられる秘訣は「自分をよく知ること」

 年齢とともに衰えてくると一般的には言われている体力面にも、マモルの工夫が見られる。

「体力面は戦うにあたっての準備として当然のトレーニングだと思っています。それをどういうレベルでやるかですね。もっとやっている選手もいると思いますが、自分はトレッドミルで走り込んでいます。逆に若い頃は本格的な体力面のトレーニングは一切やっていませんでした。トレーナーについてもらってやったのはここ3~4年ですが、30代後半になってから始めて数値は前よりだいぶ上がりました。ウェイトの重量は挙げられませんが、心肺機能やムーブメント(体の使い方)を重要視してやっています」

 5月29日には40歳となる。それでもいまだ国内の一線級で活躍出来る秘訣は何なのか。

「特にないんですが、無理をしないことですかね(笑)。長くやれる秘訣は自分をよく知ることだと思うんですよ。追い込むところは追い込むんですが、自分がどこまでやれるか。トレーニングやスパーリングをしていても、これ以上やったら危ないから、これ以上無理して耐えたら怪我するかなとかの加減を知っていること。身体の使い方やテクニックも含めて、何が出来て何が出来ないのかを分かったうえで、自分がどうするかをしっかり考えています。自分の場合は若い頃から考えながらやってきたので、大きな怪我もしなかった。それが秘訣だと思います」

 また、前述した戦い方のスタイルも影響しているという。

「体力的なものはどうしても衰えてきます。でも自分はフィジカル面を全面的に出す戦い方ではないから。テクニックにこだわってやってきたと思っているので、だから長く出来ているのだと思います。テクニックや感覚は積み重ねていくものじゃないですか。体力面は特にピーク時ってものがあって、テクニックとかよりもそこから衰えていきやすいもの。だから自分は元々、長く出来るタイプだったのかなと思います」

 チャンピオンになったことで、自分がまだまだやれると証明してみせたばかりだが、引退を考えることもあるのか。

「考えないですね。ただ結果が伴わなければ、いつまでもしがみつく年ではないじゃないですか。負けが続けばそれを考える瞬間なのかもしれないけれど、自分の中で諦めきれなかったらやり続けるのかもしれません。今はいい結果が出せたので、ベルトを持っている間は普通に選手活動を続けます。

 今回は節目の試合と考えていて、試合前から勝っても負けても、40歳というのもあるので今後の展望やファイターを辞めた後のことも考えなければと思って挑んだ一戦でした。それでも四冠になっていい結果だったので、そこでどうしようかなってまだ考えている最中です。今は家庭もありますし、負けが込んでくればやり続けるわけにはいかないので、毎試合自分の中で契約更新していく気持ちですね」

 最後に、これからの目標について聞いてみると、ベテランらしい答えが返ってきた。

「大きなことを言える年齢でもポジションでもないですが、パンクラスさんにこうやってチャンスをいただいて結果も出させてもらったので、防衛戦をやって盛り上げていくことですね。パンクラスではいい試合をすればWINボーナスがもらえるので、そこがモチベーションです(笑)。お金じゃないっていうのもあるかもしれませんが、ここまで長くやってきたら、いくらもらえるとか考えてもいいかなって。自分もアメリカの大舞台を目指していた頃もありましたが、今の自分の状況を考えると厳しいと思うので、自分がやれる場所で最大限に稼げたらと思っています」

 ベテランにはベテランの練習方法、戦い方、そして輝ける舞台がある。40歳になっても戦い続け、チャンピオンとして勝ち続けることでマモルから勇気や元気や感動をもらえるファンもいることだろう。

関連リンク
・ゴールドジム Web site
・試合レポート「マモルが神酒との元修斗王者対決を制し新王者に」
・過去のMVP選手一覧 



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