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【ボクシング】内山をKOしたコラレスの実力とは

2016/04/28(木)UP

内山(左)を2RでKOし、V12を阻んだコラレス(右)

 4月27日(水)東京・大田区総合体育館で行われたWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチにて、スーパー王者・内山高志(ワタナベジム)から3度のダウンを奪い、2R2分59秒でKO勝ちして新王者となったジェスレル・コラレス(パナマ)。

 内山戦でも序盤から見せたように、アマチュア時代からそのスピード溢れるスタイルで頭角を現し、“インビシブレ(透明人間)”のニックネームで呼ばれた。

“石の拳”ことプロボクシング界にその名を残す4階級制覇の名王者ロベルト・デュランを生んだパナマで、国内ユース王者に2度輝く実績を引っさげて17歳でプロ入り。2009年2月にプロデビューし、2戦目で初黒星。相手は2勝1敗の選手だった。これが現在まで唯一の黒星となる。

 崇拝するボクサーは、史上初めて無敗のまま5階級制覇を達成したフロイド・メイウェザー・ジュニア。メイウェザーのボクシングに強い影響を受け、防御テクニックを磨いていったという。そのためか、内山戦前の戦績を見ると19勝(7KO)とKO数は特筆すべきほど多くはない。事前の情報でも「上体が柔らかく防御力が高い技巧派ボクサー」とのふれこみだった。

 しかし、前戦の昨年12月に行われたWBA暫定王座決定戦では、内山の24勝20KOをも上回る29勝26KOの強打者メキシカンであるファン・アントニオ・ロドリゲスをスピーディーな攻防で打ちのめし、11Rで相手方が棄権を申し入れてTKO勝ち。最近の戦績を見ると2014年7月の17戦目から5戦連続でKO・TKO勝ちを飾っている。しかもそのうちの4試合は1RでKOが2試合、2RでKOが2試合と今回の内山戦同様の速攻勝負で仕留めており、スタイルの変化がうかがえる。

 また、内山陣営は当初アメリカでの防衛戦開催を目指して前WBA世界フェザー級王者と交渉。その後はWBA本部から正規王者(WBAにはスーパー王者、正規王者、暫定王者と王座制度が1階級に3つある)との統一戦を指令されたが、条件面で交渉が難航し、最終的に暫定王者のコラレスと戦うことになった。なかなか相手が決まらず、試合もレベルダウンしていったことが、内山のモチベーションに何らかの影響を与えたことも考えられる。

 さらに、36歳の内山に対してコラレスは24歳と12歳も若く、まだまだ伸び盛りであったことが、内山が想定していた実力との差を生み出したのかもしれない。

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