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【KNOCK OUT】軽量級トップ対決に小笠原瑛作、江幡塁ともに「早い段階で決着」

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2018/05/14(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

今まで交わることのなかった軽量級トップ同士、江幡(左)と小笠原(右)がついに激突

 6月8日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『KNOCK OUT SURVIVAL DAYS』で、対戦が決定したWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(27=伊原道場)とISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(22=クロスポイント吉祥寺)の記者会見が、5月12日(土)都内にて行われた。

 軽量級のビッグカードが実現する。江幡は双子の兄・睦とともに江幡ツインズとして注目され、パンチ&ローキックのずば抜けた攻撃力を持ち戦績は35勝(18KO)3敗3分。「軽量級日本最強」との呼び声も高く、昨年12月に満を持してKNOCK OUT両国大会に初参戦。WPMF世界スーパーバンタム級王者・宮元啓介から勝利を収めている。

 対する小笠原はKNOCK OUT旗揚げ大会からレギュラー参戦し、1年間で6戦5勝(5KO)1分という戦績を残し、一躍軽量級の代表選手に。昨年6月には那須川天心とも対戦したルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者ワンチャローンをKO、9月にはホームリングであるREBELSでISKA世界王座を奪取した。現在ひとつの引き分けを挟み7連勝中。

 江幡は「昔から小笠原瑛作君から試合をしたいというコメントを記事などで見ていました。僕も試合を見ていて、凄くアグレッシブな選手ですし、試合をすることで盛り上げることが出来るんじゃないかと思っている選手でしたので、今回試合が決まって凄くワクワクしています」とあいさつ。

 小笠原は「これまでずっと交わることなかった江幡選手なので、ファンの皆様も見たかったカードでしょうし、僕も江幡さんと戦いたいと思っていたので、しっかり盛り上げられる自信もあります。試合を楽しみにして頂ければと思います」とあいさつした。

 小笠原が言う通り、国内トップの実力者同士ながら交わることのなかった両者。江幡は「僕自身はムエタイのタイトルを獲ることに向けて精進していたので、あまり考えていなかったのですが、1年前くらいの記事を見て対戦してみたいなと。KNOCK OUTが出来て試合を見る機会がどんどん増えてきたので、実際に戦ってみたいなと思いました」と1年前から意識していたと言い、小笠原は「僕はKNOCK OUTに江幡さんが参戦してから、これは交わる事はあるだろうなと思っていましたね」と、昨年12月に対戦相手として意識し始めたという。

KNOCK OUTでの5勝は全てKO勝ちの小笠原

 両者とも国内トップだけにリスクの大きい対決。勝った方が全てを得て、負けた方は全てを失うと言ってもいい対決だ。

 それを聞かれた江幡は「こういう試合を望んでいました。僕自身もキックボクシングを盛り上げるために、打倒ムエタイを掲げてきましたけれど、日本発祥のキックボクシングでキックボクシングを盛り上げるには、こういう一戦一戦が重要になってくると思います」、小笠原は「日本人で戦う相手が限られてきたので、逃げていても仕方がないし、ファンの人が見たいカードを組んでくれてワクワクしていますね」と、臨むところだと言わんばかりの返答。

ヒジ・首相撲ありのルールでは、タイ人以外に負けたことがない江幡

 試合について聞かれると、江幡は「1Rからアグレッシブに来る選手ですので、早ければ1Rで(決着が)あるんじゃないのかなというくらいアグレッシブに来てくれるので、そう考えています」、小笠原は「僕も江幡さんも逃げるタイプではないですし、僕も逃げるつもりはないので、早い段階で決着が付くこともありえるかと思います」と、1Rからクライマックスが訪れると予想した。

 そして、江幡は「相手はスピードアクターと呼ばれている小笠原選手ですが、自分もパワーとスピードには自信を持っているので、試合をしたらどちらが勝っているのか分かるんじゃないかなと思います」、小笠原は「戦ってみないと分からないところがありますが、僕もスピード・技術・パワーでは負けていないと思っています」と、両者とも“負けない”と強気なところを発揮した。

この試合の勝者が那須川(右)との対戦へ一歩近づくことは間違いない

 また、小笠原は「55~56kgの階級で国内トップは僕と江幡と天心」と、両者に那須川天心(19=TARGET/Cygames)を加えた3人がスリートップだと常々発言している。ではそのもう一人、那須川を2人はどう見ているのか。

 江幡は「那須川選手も含め、キックボクシングを盛り上げることが出来る選手が揃っているので、日本で戦う楽しみがたくさんあるなという感じですね」、小笠原も「僕も天心の名前をKNOCK OUTでずっと出させてもらっているんですけれど、戦う前に僕がコケちゃった試合もしているので、今回勝って機会があれば戦いたいなと。戦う相手が日本人だと限られてしまっているので」と、両者ともこの一戦をクリアーし、機会があれば戦いたいとした。

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