2024/02/22（木）UP
（最終更新：2024/03/07 16:40）

明日のメインを任されたRISEフライ級王者の数島

　2月23日（金・祝）東京・後楽園ホールで開催される格闘技イベント『RISE 176』の前日計量が22日（木）、都内会場にて行われ、［SuperFight!-52kg契約 3分3R延長1R］に出場する数島大陸（21=及川道場）が51.85kgで“黒く”仕上げたバキバキボディで計量パス、対するクンスック・ペッティンディーアカデミー（22=タイ）も51.80kgで計量パスし、鍛え上げた肉体を見せた。

【フォト】数島大陸、“黒く”鍛えたバキバキボディ！フェイスオフの睨み合い

　数島はサウスポーから繰り出す左ストレートを武器とするファイター。昨年10月、田丸辰が返上した王座をかけた第2代RISEフライ級王座決定戦で、松本天志に判定勝利して新王者となった。

　クンスックは、タイ国最強集団・ペッティンディーアカデミーから送り込まれた選手。タイのテレビ局が主催するムエタイイベント『True 4U』の115ポンドランキング3位にランクインしている。

RISEフライ級王者としてプライドを見せた数島

　計量を終えて会見に登壇した数島は、「記念すべき大会のメインを任せていただき、注目もされている分、周りからの期待もあると思います。RISEチャンピオンとしての初戦をいいスタートで切れるようにがんばります！」と意気込みを語る。

　隣に並んだ塚本望夢が数島以上の黒い肌に日焼けして仕上げてきたため「とりあえずタイ人には黒さでは勝ったかな」と苦笑する場面も。そして「塚本君が（日焼けを）仕上げてきたので、（どちらが黒いかは）ファンの判断に任せます（笑）。でも大事なのは、明日の試合で勝つことなので、久しぶりに神の左を炸裂させたい。相手はわざわざタイから来てくれましたけど、KOで僕が倒したい」と宣言した。

　クンスックは「RISEルールは初めてなんですけど、しっかり仕上げてきました。明日、ベストを尽くして勝利をタイへ持って帰ります」と静かにコメントした。

静かな闘志を見せるクンスック

　今、この階級はクマンドーイを破って54kg世界トーナメントを制した田丸辰を筆頭に、強豪選手が集まっている。今大会でも数島の試合の他に、フライ級2試合が組まれた（塚本望夢vs.JIN、長谷川海翔vs.サンチャイ）。その中でフライ級チャンピオンとして期待のかかる数島は「僕の試合をすれば、他のフライ級の試合とは差をつけられると思っています」と自信を見せた。

　また数島は、「田丸選手には差をつけられたと思っていますが、追いつくためには、それ以上の結果を出さないと追いつけない。僕はフライ級の中で倒せる選手と言われていますので、倒し切ることを意識しています。今回はうまさを見せつつ、2Rに神の左で倒します。楽しみにしてください」とKO勝ちを宣言した。

　静かに闘志を燃やすクンスックは不気味だが、数島のRISEフライ級新王者の初戦に期待が集まる。

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