2017/10/20（金）UP
（最終更新：2018/01/26 02:23）

ネッククランクを極めるネイマン

▼セミファイナル　ウェルター級　5分3R
○ネイマン・グレイシー（28＝ブラジル）
一本　2R 2分27秒　※ネッククランク
●ザック・ビューシャ（33＝アメリカ）

　1R、ネイマンがパンチを搔い潜って組み付き、ケージ際での組みの攻防からバックを取ってテイクダウンに成功。バックマウントからチョークを狙う。懸命のディフェンスを見せるビューシャに、ネイマンはパンチとを落としながら再びチョークを仕掛ける。

　上体を捻って胸を合わせる体勢に持ち込み、上を取り返したビューシャ。ネイマンは下からオモプラッタ、ヒールホールド、ヒザ十字を次々と仕掛けるが、粘り強いビューシャを仕留めることができない。

　2R、パンチからタックルを仕掛けるネイマン。ビューシャはケージを背に堪えるが、ネイマンがテイクダウンに成功する。立ち上がったビューシャを背後から捕らえて体勢を崩させると、バックマウントを奪ってネッククランク。これがしっかりと極まり、ビューシャがタップした。

　ネイマンが“グレイシー”らしい戦いぶりをしっかりと見せて一本勝ち、無傷の7連勝をマークした。試合後、マイクを向けられたネイマンは「自分のフィニッシュについて語る前に、まずは対戦相手に感謝したい。彼は1週間前に試合を受けてくれた真の戦士だ（ネイマンは当初、ハビエル・トーレスと対戦予定であった）」と、ビューシャを称えた。

　そのうえで、自身のフィニッシュについては「グローブが邪魔をして上手く極まらなかったから、別の仕留め方を考える必要があった」とした。また、今後の展望について聞かれると、「グレイシーの伝説を体現していきたい」と口にし、祝福に訪れたホイス・グレイシーとヘンゾ・グレイシーに深く一礼した。