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梅野vsゲーオを大予想　大江慎

2013/09/10（火）UP

eFightの「M-1ムエタイチャレンジ」＆「REBELS」特集
「ここが凄いよ！梅野源治」元WPMF世界王者・加藤督朗が解説、森井洋介のサンドバッグ＆スパーリングをキックの鉄人・藤原敏男が解説、ウィラサクレック会長直伝！ハイキックをうまく当てる方法、梅野＆森井のインタビューなど多数

　9月15日（日）東京・ディファ有明で開催される『M-FIGHT SUK WEERASAKRECK III』（夜の部）で、日本を代表するキックボクサー・梅野源治とvs日本人無敗のムエタイ戦士・ゲーオが激突する。格闘技界注目のこの一戦を、伝説の選手たちがズバリ予想！　勝つのは梅野か、それともゲーオか？　そして、その理由は？（取材日：2013年9月9日）

PROFILE
大江慎（おおえ・まこと）
元シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者
元lSKA世界ライトウェルター級王者
修斗を経て16歳の時にSBでプロデビュー
“黄金の左ミドル”で一世を風靡した
サムライTVのコメンテーターとしても活躍中
現UWFスネークピットジャパン打撃コーチ

■外国人がタイ人にやられるパターンは技のブロックの甘さ

ーーこのカードが決定したと聞いてどう思いましたか？

「よく言われることですが、ルンピニースタジアムの軽量級ランキングでチャンピオンから10位までは、“神の領域”です。体重制の打撃格闘技においては今でも世界ナンバーワンであることは間違いない。

　外国人がそこへ食い込んで行くにはムエタイのスタイルで立ち向かってはいけない、子供の頃からやっているタイ人に同じことをして勝てるわけがないというのが今までの定説でした。しかし、梅野選手は完全なるムエタイスタイルでここまで登り詰めているわけです。歴史上、ムエタイを脅かした外国人は何人かいましたけれども、梅野選手のような勝ち方をしている選手はいません。そこが今までとは違うところです。

　毎回強い相手を当てられて、それをどんどんクリアしてきた中で、今回の試合はこれからルンピニーのベルトを取れるか取れないかという見極め段階の最終章だと思うんですよ。そのモノサシで測るには、ゲーオはこの上ない相手です。

　ゲーオはハイキックが強い云々と言われていますけれど、最近のvs日本人において使っている技というだけであって、別にハイキックだけが長けている選手ではありません。ハイキックはある程度の実力差があって、ゲーオの中で早いフィニッシュを考えた時に用いていた技にすぎない。別にタイでハイキックでのKOが有名な選手ではないです。

　もし、梅野選手がKOもしくは大差の判定勝ちでゲーオ戦をクリアしたら、タイとしては脅威だと思います。ゲーオは梅野選手とやりたいんだとウィラサクレック会長にお願いしていたらしいんですね。ムエタイの強豪が日本人の誰かとやりたいなんて言うことは、普通はないわけです。世界的に見てもおそらくないでしょう。そこからして梅野選手は別格なんです。

　打倒ムエタイを何十年も目標に掲げてきた、日本のキックボクシング界にとっての歴史的な一大勝負ですよ。それくらいの試合だと思います」

ーー予想をお願いします。

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