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2005年 ピーター・アーツ

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2013/12/10(火)UP

アーツのハイキックが炸裂

「K-1 WORLD GP 2005 in TOKYO決勝戦」
2005年11月19日(土)東京・東京ドーム

▼第3試合 K-1 WORLD GP 2005 決勝トーナメント 一回戦 3分3R延長1R
○ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
延長1回 判定3-0 ※三者とも10-9
●ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナ エクストリーム・チーム)

 愛娘ヴィクトリアちゃんがリングサイドで見守る中、バンナはリング上で大きくジャンプ。

パンチを繰り出すバンナ

 1R、バンナの左ハイとアーツの右ローが交錯。アーツのワンツーに左ストレートを返すバンナ。アーツは高い蹴りを放ち、リングを大きく回っていく。バンナは何度か詰めようとするも、アーツを捕らえきることが出来ない。逆にアーツが右ストレート。バンナが入ってくると、ヒザ蹴りを突き上げ、右ミドルを入れる。しかし、アーツの右フックにバンナの右フックがカウンターでヒットするとアーツは大きくグラつく。詰めて行こうとするバンナだったが、アーツはステップを使ってサッと離れていった。

 2R、アーツはジャブから左ロー。バンナは左ミドル、左ローキック。バンナはジャブからアーツをコーナーへ追い詰め、左右の連打。しかし、アーツのクリンチに捕まってチャンスを生かせない。同じシーンがもう一度。バンナはボディから左ストレート、アーツはすっかり防戦一方に。バンナのプレッシャーに後退を繰り返す。それでも、バンナが前に出てくるとテンカオを突き刺し、右ミドルを返していく。

アーツとバンナの戦いは延長戦へ

 3R、アーツはジャブからワンツー、右ミドル。バンナが入ってくるとテンカオだ。バンナもこの試合で多用している左ミドル。バンナはワンツーで思い切って入っていくも、アーツの足を捕らえきれない。逆に入って行ったところでアッパーとヒザをもらう。組み付き、ヒザを入れるアーツ。両者フックの応酬、バンナが入ってきたところへアーツが右ストレートを突き刺し、ヒザへ繋ぐ。バンナの左ストレートはかわして右ロー、バンナの右フックには右アッパーのカウンター。それでも入ってくるとヒザ蹴り。アーツが巧さを見せてこのラウンドを終了した。

 ジャッジは三者とも29-29でドロー、延長戦へ突入。アーツは左右のミドルを放ってアーツを入らせず、右ストレートを狙っていく。アーツの右ミドル、ジャブ、バンナが入ろうとすると右ストレート。バンナが下がればヒザ蹴りと、イン&アウトを巧みに使い分ける。バンナは突進して行くも、なかなかパンチを当てる事ができない。すぐにクリンチか首ヒザに捕まってしまうのだ。思い切って右フックを振ったバンナに、アーツが右フック。離れて右ミドル、右ストレート、近づいてヒザ蹴り。バンナは思い切って入っていこうとするも、アーツのミドルとヒザ蹴りで迎え撃たれて万事休す。アーツが豊富な経験を活かし、テクニックでパワーを封じ込んだ。
※準決勝は棄権

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