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【RIZIN】意地がぶつかり合った接戦は北岡悟が川尻達也に競り勝つ

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2018/12/31(月)UP

北岡(左)が川尻との激戦を制した



▼第7試合 RIZIN MMAルール 70.0kg契約 5分3R ※ヒジあり
●川尻達也(T-BLODD/第8代修斗世界ウェルター級王者)
判定1-2
〇北岡 悟(ロータス世田谷/パンクラスイズム横浜/第8代DEEPライト級王者)
 
 国内トップファイターとして日本MMA(総合格闘技)をけん引してきた川尻と北岡がついに激突。大みそかRIZIN午前の部『やれんのか!』のメインを飾った。
 
 川尻は2000年4月に修斗でプロデビュー。2004年12月に修斗ウェルター級王者となり、2005年5月からPRIDEに参戦。その後、DREAM、UFCとトップ団体で活躍し、2016年10月からRIZINに参戦。2017年10月、バンタム級に階級を下げて挑むも敗れ、今回約1年ぶりに本来の70.0kgに階級を戻して復帰する。
 
 北岡は2000年10月にパンクラスでプロデビュー。2008年から戦極(SRC)に参戦し、2009年1月に五味隆典を破り初代戦極ライト級王者となった。2013年4月にはDEEPライト級王座を獲得。2016年末にRIZIN初参戦を果たすと、毎回のように激闘を展開。10月27日のDEEPライト級王座5度目の防衛戦で敗れ、今回は再起戦となる。
 
 川尻は『DREAM』(2008年にPRIDEとHERO’Sが合併する形で生まれた格闘技イベント。2012年に活動停止)のメインテーマ曲で入場した。
 
 1R、まずは北岡が左ミドルキックで先制。北岡はタックルのフェイントを織り交ぜながらの打撃を繰り出す。その左ストレートがヒットして川尻がダウン。すかさず北岡が上から覆いかぶさり、立ち上がった川尻にヒザ蹴りの連打。そして得意のフロントチョークの体勢に。これを川尻が逃れると北岡は覆いかぶさったまま頭部へのヒザ蹴り連打。ようやく立ち上がれた川尻だったが、すぐに1R終了。
 
 2R、川尻が前へ出て右ストレートを放つ。北岡も右フックを返す。さらに前へ出る川尻に北岡がタックルを仕掛けるが、川尻は逆にコーナーへ押し込む。そこへ北岡がフロントチョーク。川尻はこれを逃れるが、北岡がすぐにタックル。一度離れると川尻が右のパンチを当てていく。川尻のパンチに下がる北岡だが、タックルを決めてテイクダウンに成功。下からヒジを打つ川尻だが、北岡に抑え込まれてラウンドを終えた。
 
 3R、思い切ったフックで攻める川尻に北岡がタックル。しかし上になったのは川尻の方。川尻が立ち上がり、北岡のタックルを再び切る。川尻がパウンドを打ち、立ち上がる北岡のバックを奪う。離れるとパンチで前に出る川尻。北岡はミドルキックで対抗し、タックルを仕掛けるが川尻は潰す。離れると右フックを強打する川尻。最後まで川尻がパンチで前へ出て右を当てていった。
 
 笑顔を浮かべる北岡は「やれたでしょうか? 川尻さんと出し切り合えたと思います。この間ディエゴにもやられてDEEPのベルトも取られた自分をここに上げてくれた関係者の方々、ありがとうございました。強い自分を作り上げることが出来たのは川尻さんのおかげです。ありがとうございました。川尻さんでなければここまで作れなかったと思います。過去最高の自分のつもりです。皆さん2019年、頑張って生きてください。僕も頑張って生きていきます。勝ったのでライト級グランプリ出させていただけると思います。明日もまた生きるぞ」と、川尻へのリスペクトとライト級グランプリ参戦表明。
 

 川尻もマイクを持つと「朝早くから来てくれてありがとうございます。そういう場で、メインで最高の北岡悟と戦いました。終わってるね、ちょっと。思い通り出来ませんでした」と引退を匂わすような言葉を残した。

・やれんのか【全試合結果】はこちら

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