【Krush】ケガから復帰の中島千博が“KOマシーン”西元也史を迎え初防衛戦=12.18
12月8日(日)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.144』で、Krushスーパー・フェザー級王者の中島千博(POWER OF DREAM)が、挑戦者に西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を迎え防衛戦を行う。
中島は、極真空手仕込みの蹴り技を武器にデビュー。今年1月に第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝戦を制して王座を戴冠し、6月には『THE MATCH 2022』でSB日本スーパーフェザー級王者の笠原友希と対戦するも判定負けを喫した。その笠原戦での負傷が尾を引き、9月の第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントへの出場は果たせなかった。今回は約半年ぶりの試合となる。
対する西元は勝利した14戦のうち12戦がKOというハードヒッター。今年9月に行われた第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントのリザーブファイトで、山本直樹に判定勝利、初の王座挑戦のチャンスを引き寄せた。
悲願のタイトル挑戦のチャンスをつかんだ西元は、4日に行われた対戦発表会見で「何度も中途半端なところでコケて遠回りをしてきた。3分3R倒す気で全力で挑めば結果はついてくる」と王座奪取に自信。
“KOマシーン”の異名を持ちながらも、直近2試合は判定勝利に終わっているが「最後の1秒まで倒しにいく気持ちがあったから、ああいう勝ち方になった。最後の1秒まで目を離さずに楽しみにしていてください。壊し合いを見せたいと思います」と、さらに磨かれた倒す姿勢を見せた。
一方、今年1月に獲得したタイトルの初防衛戦を12月に迎えることとなった中島は、ケガで参戦できなかった9月のK-1のトーナメントを振り返り「自分が出ていたらどうなっていたんだろうという気持ちはある。悔しさがほとんどなので、しっかりその分をこの試合にぶつける」と、たまった鬱憤を晴らす腹づもりだ。その一方で自身のキャリアを上回る西元に対して「胸を借りるつもりじゃないですけど、しっかり倒しにいきたい」とリスペクトの姿勢を見せた。
これを受けた西元は「胸を借りるとか、チャンピオンに言って欲しくなかった」と中島のスタンスをバッサリと切り捨て「自分の方がチャンピオンにふさわしい」と先制攻撃。
一本取られた形となった中島は「胸を借りるなんて言っていたら飲まれてしまうので、先ほどのコメントは訂正で。しっかり練習して当日を迎えたい」と改めて初防衛への意欲を語った。
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