【ボクシング】何と48歳の元２階級王者マルチネス、豪快KO勝ちで「世界王者目指す」

2023/03/23（木）UP
（最終更新：2023/03/23 09:07）

　元2階級制覇王者で、48歳のセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)が3月21日(日本時間22日)、アルゼンチン・ブエノスアイレスのルナ・パークで開催されたスーパーミドル級10回戦で初回1分27秒KO勝ちを果たした。

【動画】48歳マルチネス、初回豪快KOの瞬間！

　48歳にして現在もWBA世界ミドル級2位にランクされるマルチネス。対戦相手はジョン・テヘラン(38=コロンビア)で戦績は18勝(15KO)2敗で高いKO率を誇ったが、試合ではサウスポーのマルチネスは序盤から鋭い右ジャブでロープに押し込み、防戦一方となったテヘランに右ジャブからの左ストレートを一撃！テヘランが「ドタッ！」と鈍い音を立てマットに崩れ立てず。わずか87秒で薔薇が決した。

　マルチネス は2014年6月、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでプエルトリコのミゲール・コットに王座を譲り、手術した膝の負傷もありプロボクシングから引退。しかし2020年、45歳になった彼は、再び世界タイトルへの挑戦権を得るべく、リングへの復帰を決意。以来、スペインで4試合、米国で1試合、そして今回のブエノスアイレスでの試合と、挑んだ6試合すべてに勝利。プロ戦績は57勝（32KO）、3敗2分とした。

　勝ったマルチネスは「来てくれてありがとう、私はとてもパワフル！一つ言っておくが、48年という歳月が長すぎたと思わせてはいけない。私はまだ終わっていない、世界タイトルを獲得するまで止まらない」と観客にメッセージ。果たして再び夢の王座獲得なるか。

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