マクレガーとヌルマゴメドフ、陣営同士の因縁の爆発！後頭部”ボコボコ”の惨事、UFC会場で大規模乱闘に

2025/11/17（月）UP
（最終更新：2025/11/17 21:13）

　11月16日（日本時間）米ニューヨークで行われた『UFC 322』では、マクレガーの側近ファイターのディロン・ダニスと、ヌルマゴメドフ陣営が、会場大騒ぎの大乱闘に。ダニスは集団で襲いかかられ、ファイターらに後頭部を何度も殴られる。この騒動の結果、ダニスはUFC”生涯出禁”になった。何があったのか。

【フォト・動画】雪崩のように襲いかかるヌルマゴ陣営！ダニスがボコボコに

　そもそもコナー・マクレガー、ハビブ・ヌルマゴメドフとの争いは、18年にヌルマゴメドフが因縁をつけたとして、反発したマクレガーはヌルマゴメドフの乗ったバスを襲撃。
　同年10月、両者対戦しヌルマゴメドフが一本勝ちした直後、マクレガー側のダニスに突撃。ケージ内外での大乱闘となった。

　その後、両者は険悪なまま、SNS上でも時折応酬などしていた。

　ダニスはマクレガーのグラップリングコーチで、元ベラトール戦士。ヌルマゴメドフ関連だけでなく、23年のローガン・ポールとのボクシングマッチでの乱闘、反則行為など問題行動に事欠かない”お騒がせ男”だ。

　今回、ダニスはSNSで数日前から「ここは俺の街だ、UFC 322に出場してやる。誰でもかかってこい、無事に帰りたい奴はやめとけよ」と彼を良く思わない人たちを挑発していた。

　大会のメインイベントは、ヌルマゴメドフ一派である、イスラム・マカチェフが、ウェルター級王者ジャック・デラ・マダレナに挑戦し2階級制覇を狙う。当然、ヌルマゴメドフ門下ファイターたちも出席している。
　ダニスは最近、マカチェフの出身であるダゲスタンやイスラム教について、人種差別的な投稿も行っていた。

　大乱闘のきっかけの詳細は明らかになっていないが、ヤフースポーツ他メディアでは、ダニスが立ち入り禁止のファイター席に侵入していたと報じている。

　そしてメインカード直前、SNSに拡散された映像では、ヌルマゴメドフ陣営のファイターが、ダニスに殴りかかる！ 口論になったものと思われ、ヌルマゴメドフ従兄弟であるアブバカル・ヌルマゴメドフや、8勝無敗でUFC契約したばかりのマゴメド・ザイヌコフが襲い掛かり、ダニスの後頭部を何度も殴りつけた。
　他、多くのヌルマゴメドフ陣営や警備員、止めようとする人らで入り乱れ、まるで雪崩のような騒ぎとなった。

　結局、ダニスは拘束の上、場外へ排除に。
　この騒ぎを受け、UFC代表ダナ・ホワイトは「俺のミスだ、彼がファイター席でうろついている報告を受けていたが、座らせておけと許可してしまった。彼については、法的措置は取らないが、今後UFCのイベントには一切入れない」と”永久出禁”を明言した。

　SNSでは「ダニスは試合で戦わず、喧嘩している所しか見たことない」とダニス批判が多いが「ダニスは殴られ続けていただけのようだ、どうして彼だけが出禁になるんだ」と疑念の声もある。

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