堀口恭司、圧巻の一本勝ちでUFC初ボーナス!「狙うはベルト」
11月23日(日本時間)にカタールで行われた総合格闘技イベント『UFCファイトナイト』のフライ級マッチで、元RIZIN2階級王者・堀口恭司(ATT)が9年ぶりにUFCに復帰し同級11位のタギル・ウランベコフ(ロシア)からリアネイキッドチョークで一本勝ち。今大会のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに選ばれ、5万ドル(約785万円)のファイトボーナスを獲得した。
戦前は長身のウランベコフに苦戦の予想もあったが、試合は堀口の完勝だった。1R序盤から堀口は強烈なカーフキックでウラベンコの前足を削り続け、ハイキックやオーバーハンド気味のフックを当てるなどスタンドで圧倒。カーフも効かされグラウンドに逃げるウラベンコにパウンド、最後はリアネイキッドチョークで極め切った。
9年ぶりのオクタゴンで、3R2分18秒のフィニッシュと鮮烈な復帰戦を飾った堀口。勝利マイクでは同じATTのチームメイトで現王者のアレッシャンドリ・パントージャへのタイトル挑戦をアピールし、会場を盛り上げた。
大会後、堀口にはUFCからパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(その大会で最も印象的なパフォーマンスを見せた2名の選手に授与される賞)と、さらにファイトマネーとは別に5万ドル(約785万円)のファイトボーナス支給が決定した。
過去、UFCで数々の名勝負を繰り広げてきた堀口だが、以外にも今回が初受賞。その朗報をマイク・ブラウンコーチから聞くと、堀口は喜びのマッスルポーズを決める程のはしゃぎぶりだ。
試合直後のU-NEXTのインタビューでは、「日本人が強いってところをしっかり見せてきました!」と興奮。さらに「本当はKOでバチーンと盛り上げたかったんですけど、チョークでも盛り上がるかなと、狙っていきました」とフィニッシュを振り返り、今後については「目指すところは、UFCのチャンピオンベルトです」と改めて、世界の頂点への意欲を見せた。
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