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【K-1MAX】魔裟斗が佐藤、キシェンコとの死闘を制し、5年ぶりの世界王者返り咲き

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2008/10/01(水)UP

▼第1試合 スーパーファイト 3分3R延長1R
○ユーリ・メス(オランダ/イッツショータイム) 
KO 3R2分59秒 ※左フック
●小比類巻太信(日本/BRAVI RAGAZZI/2004・2005優勝)

 小比類巻が貴之から太信にリングネームを変えてからの初戦。対戦相手のメスは長らくオランダの強豪キックボクサーとして名を馳せ、ここまで41勝9敗5分けという圧倒的な戦績を誇っている。小比類巻はこの難敵を相手に、1年4カ月ぶりの勝利を挙げることが出来るか?

 1R、ガードを高く上げてジリジリと前に出るメスは、ガードを固める小比類巻に左フックを連打。小比類巻はヒザ蹴りで飛び込むが、メスはそれをがっちりと受け止める。

 メスの左フックに左フックを合わせる小比類巻。小比類巻は前蹴りでメスを突き放すが、メスは右ストレートで前に出る。そのメスにすぐに抱きついてしまう小比類巻。

 レフェリーからは注意が与えられる。左フックとインローで前に出るメス。小比類巻は左のテンカオを狙うが、そこにメスが左フック!

 この一発で小比類巻がダウンを喫してしまう。再開後、メスはインローで前に出て右のテンカオ。小比類巻きも飛びヒザ蹴りでそれを迎え撃つ。しかし終盤、メスが右ストレートから左フック! 小比類巻はダメージをごまかすようにメスに抱きつく。

 2R、一気に前に出て行くメス。小比類巻も右のヒザ蹴りでそれを迎え撃つが、メスの右ストレートがヒット! 小比類巻も必死に右ローを蹴り返す。しかし一向に圧力が衰えないメス。

 小比類巻の右ボディストレートに左フックを返す。そして組み付く小比類巻を突き放してロープに詰めると、メスが左右の細かい連打をまとめる。

 ここまで劣勢が続く小比類巻は、左右のヒザ蹴り、そして右ローを蹴り返す。そこに右ストレートを叩き込むメス。しかし小比類巻もカウンターのヒザ蹴り!

 これがボディに突き刺さり、一瞬、メスの動きが止まる。ジャブとインローで距離を取る小比類巻。メスは前蹴りで小比類巻をロープに下げさせるが、小比類巻はクリンチで追撃を凌ぐ。

 3R、メスのローに左ローを返す小比類巻。ジャブで距離を測る小比類巻に対し、パンチで突っ込むメス。そのメスに小比類巻が組み付くという展開が続く。下がりながらジャブを突き、右ストレートを返す小比類巻。メスはそれを左フックで追いかけ、小比類巻がロープに詰まると左ボディ!

 メスの手数と圧力に押され、どうしても小比類巻はクリンチを多用してしまう。ジャブ、ロー、前蹴りでじりじりと前に出るメス。小比類巻のジャブに強烈な左のパンチを返す。

 小比類巻も左ミドル、左ヒザ蹴りを当てるのが、その後が続かない。終了間際、逆転を狙って右フックで飛び込む小比類巻。そこから左フックを返すのだが、そこにメスが絶妙のタイミングでカウンターの左フック! 

 これが小比類巻の左フックよりも先に当たり、小比類巻はマットの大の字! 小比類巻はそのまま立ち上がることが出来ず、レフェリーが試合をストップ。改名し、復活を目論む小比類巻だったが、壮絶にリングに散った。


▼オープニングファイト第5試合 K-1甲子園FINAL8 K-1ルール 3分3R
○HIROYA(主催者推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/フリー)
KO 1R0分24秒 ※2ノックダウン
●平塚大士(中部地区3位/愛知県立安城農林高校/稽道会)

『K-1甲子園』優勝候補のHIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール/フリー)は、開幕戦でライバルと目されていた藤鬥嘩裟(勇志国際高校/藤)を破った中部地区3位・平塚大士(愛知県立安城農林高校/稽道会)との対戦を迎えた。

 前田憲作K-1 WORLD YOUTH監督が「強い」と太鼓判を押す平塚。藤戦に続いて番狂わせを起こすのか? HIROYAも「前へ前へ出てきて気持ちの強い選手。その気持ちに負けないようにしたい」と語っていたのだが…。

 1R、出会い頭に平塚が放った左前蹴りにHIROYAが左フックを合わせ、平塚は前のめりに膝を着く。すぐに立ち上がるもダウンが宣告され、場内からは「えぇ~っ?」との声が沸き起こる。フックを引っ掛けられ、スリップしたように見えたからだ。

 続いて平塚がパンチを打ちに行ったところで、またもHIROYAの左フックがヒット。平塚がグラついて後ずさりしたところでダウンがとられ、2ノックダウンでHIROYAのKO勝ちとなった。

 あまりにもあっ気ない決着に場内からは再び「えぇ~っ?」と疑問の声。ストップが早すぎるという意味もあっただろうが、K-1甲子園では安全性を重視しているためストップが早いのは仕方がないところ。何も出来なかった平塚は悔しさから号泣。HIROYAもかわいそうに思ったのか、平塚の手を挙げてあげるが、平塚の涙は止まらなかった。


▼オープニングファイト第4試合 K-1甲子園FINAL8 K-1ルール 3分3R
○日下部竜也(中部地区優勝/愛知県立豊田高校/大石道場)
KO 1R2分43秒 ※左ハイキック
●佐々木大蔵(関東地区準優勝/東京都立山崎高校/チームドラゴン)

 天才空手少年として大きな注目を集めている日下部。1回戦ではその名に恥じないレベルの高さを見せ付けて勝利を手にした。対する佐々木はチームドラゴンで練習を積む選手。

 1R、軽いステップワークから右ロー、右フックを見せる日下部。佐々木も右ローを受けてパンチを返すが、日下部の出入りが早く返しの攻撃が当たらない。

 ガードを上げて前に出て行く日下部。佐々木も右ロー、左ミドルを蹴るが、日下部は一歩も下がらない。佐々木の右ローに右フックをかぶせる日下部。

 さらに日下部は左アッパー、左ボディで佐々木を後退させる。そして日下部が自分の体を沈めて右のロングフック! これが佐々木の顔面にクリーンヒット!

 ふらつく佐々木に日下部は左ハイキック! この攻撃で佐々木がダウン。ダメージの大きい佐々木を見てレフェリーが試合をストップ。日下部が豪快なKO勝ちを収めた。

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